報道発表資料

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1997年07月14日

国立水俣病総合研究センター「国際研究協力棟」の竣工について

国立水俣病総合研究センターは、国際的な共同研究を推進するための拠点となる国際研究協力棟の竣工を記念し、国際研究協力棟記念式典、国際フォーラム及び公開講演会を開催する。

1. 国際研究協力棟竣工記念式典
 (1) 日 時  平成9年7月30日(水) 午前11時~午前11時30分
 (2) 場 所  国立水俣病総合研究センター国際研究協力棟

2.国際フォーラム「NIMD Forum'97」
国際研究協力棟の竣工を記念し、国際共同研究のあり方及び水銀研究に関する国際フォーラムをWHO(世界保健機関)等の国連機関、米国、ブラジル、中国、インドネシア及びスロベニア国の研究者の参加を得て、2日間にわたり開催する。
 (1) 日 時  平成9年7月30日(水) 午後2時~午後5時
         平成9年7月31日(木) 午前9時30時~午後6時
 (2) 場 所  国立水俣病総合研究センター国際研究協力棟会議室

3.公開講演会
国際研究協力棟の竣工を記念し、また、国際研究協力の新たな展開に向けて、市民をはじめ広く一般の方々に国際研究共協力の意義、必要性などを理解していただくため、下記のとおり講演会を開催する。

 (1) 日 時  平成9年8月1日(金) 午後1時~午後4時
 (2) 場 所  水俣市文化会館
  (講演内容)「環境・保健国際協力50年を省みて ―日本の役割― 」
           橋 本 道 夫 先生 ((社)海外環境協力センター顧問)
          「REMEMBER MINAMATA」
           C・W・ニコル 先生 (作 家)
* 入場無料(1,000名収容)

                         国立水俣病総合研究センター
                         電話番号 0966-63-3111

              国際研究協力棟施設概要

 国際研究協力棟は、鉄筋コンクリート3階建て、延べ床面積約800平方メートルの建物であり、目的及び主要施設は以下のとおりである。

[目 的]

 国立水俣病総合研究センターにおいては、水俣病に関する国際的な調査研究の展開を図るため、その拠点となる「国際研究協力棟」を整備するものである。 同施設は、海外からの共同研究者の受入れや国際協力、国際ワークショップ及び国際シ
ンポジウム等を通じ、世界に向け水俣病の教訓を発信し、環境分野での一層の国際貢献を図ることとしている。

[主要施設]

 1階・・・国際ワークショプ、国際シンポジウム等の開催のための会議室など
      管理部門
      ●会議室(最大50人収容、大小会議室に分割しての使用も可能)
      ●図書室(研究関連蔵書・読書コーナー)
      ●管理室

 2階・・・共同研究者のための実験室等研究部門
      ●実験室(水銀分析のための各種機器を整備)
      ●研究室(論文作成等のためのパソコン等を整備)
      ●視聴覚室(ビデオ、スライド等を整備)
      ●資料室(分析結果、論文等を整理)

 3階・・・共同研究者のための宿泊部門
      ●宿泊室(ツイン4部屋)
      ●調理室
      ●洗濯室
      ●ラウンジ(テレビ、ソファー等)

連絡先
環境庁国立水俣病総合環境センター部長:赤木 洋勝
担当:鈴  雄蔵