報道発表資料
第8回日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM8)の合意を受け、黄砂に関する日中韓の局長級会合が3月12日(月)及び13日(火)に韓国・ウルサン市で開催されましたのでお知らせします。
会合では、黄砂対策に関する地域協力について議論が行われ、今後、黄砂対策について局長級会議を毎年開催することや共同研究を実施すること等が合意されました。
会合では、黄砂対策に関する地域協力について議論が行われ、今後、黄砂対策について局長級会議を毎年開催することや共同研究を実施すること等が合意されました。
1.目的
昨年12月に開催された第8回日中韓三カ国環境大臣会合の合意を受け、日本・中国・韓国の3カ国の局長が一堂に会し、北東アジア地域における黄砂対策に関する地域協力について議論を行いました。3カ国の黄砂担当局長による会議が開催されるのは初めてです。
2.会合の概要
- ○日程:
平成19年3月12日(月)~13日(火)
- ○場所:
韓国・ウルサン市
- ○主な参加者:
- 日本 南川秀樹環境省地球環境局長
- 中国 徐慶華(シュ・チンファ)国家環境保護総局国際合作司長
- 韓国 申富南(シン・ブーナム)環境部国際協力局長
- 関係省庁(日本気象庁、韓国外務省、韓国森林庁、韓国気象庁等)
- 研究機関(日本国立環境研究所(NIES)、韓国国立環境研究所(NIER)等)
- 国際機関(アジア開発銀行(ADB)、国連環境計画(UNEP)、国連アジア太平洋地域経済社会委員会(UNESCAP)等)
3.結果の概要
会合では、3カ国及び国際機関より黄砂対策の進展が紹介され、今後の黄砂対策に関する地域協力の方策について議論を行いました。また、共同宣言を別添のとおり採択しました。主な内容は以下のとおりです。
- (1)定期的な政策対話の場の設置
- 黄砂対策に関する政策対話を推進するため、毎年開催される三カ国環境大臣会合において黄砂セッションを設置すること、及び局長級会合を開催することを合意した。
- (2)共同研究の実施
- 黄砂に関する3カ国の共同研究を推進するため、運営委員会と作業グループを設置することを合意した。共同研究に係る作業グループの設置要領は、今後、政府担当官と研究者から構成される運営委員会において議論し、決定することとした。
- (3)ADB-GEF黄砂対策プロジェクトの早期実施及び資金確保の推進
- ADB-GEF黄砂対策プロジェクトの第二フェーズの早期実施に向けて、地球環境ファシリティー(GEF)等国際機関に対し、3カ国共同で更なる働きかけを行うことを合意した。
4.次回会合の予定
第2回日中韓三カ国黄砂局長会合は、2007年秋頃に日本にて開催する予定です。
添付資料
- 連絡先
- 環境省地球環境局(旧)環境保全対策課
直通:03-5521-8245
課長:徳田 博保(6740)
課長補佐:袖野 玲子(6755)
係長:吉森 信和(6745)
関連情報
過去の報道発表資料
- 平成18年12月4日
- 第8回日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM)の結果について