報道発表資料
環境省では、土壌汚染対策の一環として実用段階にある低コスト・低負荷型の土壌汚染調査対策技術や、ダイオキシン類汚染土壌浄化技術を公募し、実証調査、技術評価を行う標記調査事業を実施しており、本年度はPCB汚染土壌及びダイオキシン類汚染土壌の調査・対策技術について実証調査を行うこととしています。
このたび、平成18年度の実証調査対象として、11件の応募技術の中から4件を選定し、実証調査を開始するので公表します。
1.本調査の目的
近年、土壌汚染の調査・対策の実施件数が増加しています。このため、汚染原因者や土地所有者等が無理なく速やかに汚染の除去等を講じることができるよう、安全性、確実性を有し、より低コスト・低負荷型の土壌汚染調査・対策技術を実用化して普及させることが求められています。
そこで本調査は、上記土壌汚染調査・対策技術検討の今年度の対象技術であるPCB汚染土壌及びダイオキシン類汚染土壌の調査・対策技術として公募した技術の中から、実証調査の対象技術を選定し、選定した技術について実証調査を行い、その結果等を踏まえ当該技術の総合的な評価を行います。これら評価結果を公表することにより、実用段階にある土壌汚染調査・対策技術に関する知識の普及と土壌汚染対策の推進を図ることとしています。
2.本調査の対象技術の選考
平成18年3月29日から5月19日までの一次募集において、PCB汚染土壌の調査・対策技術の募集を行い、平成18年7月25日から9月1日までの二次募集において、PCB汚染土壌及びダイオキシン類汚染土壌の調査・対策技術の募集を行ったところ、計11件の応募がありました。
これらの応募技術について、あらかじめ募集書類に示していたとおり、学識経験者からなる「平成18年度低コスト・低負荷型土壌汚染調査対策技術検討会」及び「平成18年度ダイオキシン類汚染土壌浄化技術等確立調査検討会」を合同開催し、厳正な審査を行った結果、下表のとおり4件の技術を本調査の対象技術として選定しました。
今後、1月~2月にかけてこれらの技術の実証調査を実施することとしています。
平成18年度低コスト・低負荷型土壌汚染調査対策技術検討調査及び
ダイオキシン類汚染土壌浄化技術等確立調査 選定技術一覧表
機関名 | 技術の名称 |
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大旺建設(株) | 過熱蒸気による還元分解法 |
大成建設(株) | 3価マンガン錯体による湿式浄化方法 |
(株)竹中工務店 | ダイオスイーパー |
(株)早稲田環境研究所 | HM2トータルシステム |
なお、平成18年度実証調査対象技術の選考方法等については、募集資料をご参照願います。(一次募集、二次募集)
添付資料
- 連絡先
- 環境省水・大気環境局土壌環境課
直通:03-5521-8338
課長:坂川 勉(内線6650)
補佐:高澤 哲也(内線6652)
担当:竹島 裕人(内線6680)