報道発表資料
環境省は、平成16年3月2日(火)に東京ウィメンズプラザにおいて、国内に向けた水俣病経験を伝えるための普及啓発セミナー(指導者対象セミナー)を開催します。
1 経緯
水俣病問題の解決に当たっては、平成7年12月に閣議決定された内閣総理大臣談話において、当時の村山総理が「水俣病の悲劇を教訓として謙虚に学び、世界の国々に対し、我が国の経験や技術を活かして積極的な協力を行うなど国際的な貢献をしてまいる所存。」と表明しています。
これを受けて、環境省(当時は環境庁)は、特に開発途上国を中心に水俣病の経験から得た教訓を伝えるため、平成8年度以降、インドネシア、フィリピン、タイ、中国、ヴィエトナム、タイ(2回目)、中国(2回目)において順次「水俣病経験の普及啓発セミナー」を開催してきたました。これら海外におけるセミナーを重ねてきた中で、水俣病患者・語り部及び支援団体等から国内での普及啓発活動の重要性が指摘されるとともに、国内での同様なセミナーの開催が要望されています。
また、大学や専門学校等において環境問題を学ぶ学生は急速に増加してきていますが、日本の環境行政の原点である「水俣病問題」を知らない世代が増え、また、教師等もその限りではありません。このような状況を踏まえ、今後、学生に対して水俣病問題及びその経験から得られた教訓などを伝えて行くために、今年度は、学生を指導する立場にある、大学教育者、研究者等を対象に国内セミナーを開催します。
これを受けて、環境省(当時は環境庁)は、特に開発途上国を中心に水俣病の経験から得た教訓を伝えるため、平成8年度以降、インドネシア、フィリピン、タイ、中国、ヴィエトナム、タイ(2回目)、中国(2回目)において順次「水俣病経験の普及啓発セミナー」を開催してきたました。これら海外におけるセミナーを重ねてきた中で、水俣病患者・語り部及び支援団体等から国内での普及啓発活動の重要性が指摘されるとともに、国内での同様なセミナーの開催が要望されています。
また、大学や専門学校等において環境問題を学ぶ学生は急速に増加してきていますが、日本の環境行政の原点である「水俣病問題」を知らない世代が増え、また、教師等もその限りではありません。このような状況を踏まえ、今後、学生に対して水俣病問題及びその経験から得られた教訓などを伝えて行くために、今年度は、学生を指導する立場にある、大学教育者、研究者等を対象に国内セミナーを開催します。
2 実施概要
期日 | 平成16年3月2日(火) | ||
場所 | 東京ウィメンズプラザ(渋谷区神宮前5-53-67) | ||
主催 | 環境省 | ||
運営 | (財)水と緑の惑星保全機構 | ||
プログラム | 別紙のとおり | ||
参加対象者 | 学生を指導し授業を組み立てる立場にある大学教育者等 | ||
[1] | 水俣地域・新潟地域の語り部による講話 | ||
[2] | 同語り部、患者支援団体及び水銀研究者等によるパネルディスカッション | ||
[3] | 参加者との交流会 等 |
添付資料
- 連絡先
- 環境省総合環境政策局環境保健部環境保健企画管理課
特殊疾病対策室
室長 :上家 和子(内線6330)
室長補佐:渡辺 隆彦(内線6331)