報道発表資料
水生生物保全に係る水質目標について、「水生生物保全水質検討会」(座長:須藤隆一東北工業大学教授)の報告が取りまとめられた。
本報告は、水生生物の保全に係る水質目標の考え方を示すとともに、対象生物、水域区分、水質目標値の導出手順等を示した上で、現時点までに十分な知見が得られた物質について水質目標値を導出したものである。
具体的には、水域区分については、「イワナ・サケマス域(淡水域)」と「コイ・フナ域(淡水域)」及び「海域」の3区分で水質目標を検討することとし、それぞれ、産卵・幼稚仔の生育の場として特に保全すべき水域については、より小さい水質目標値を適用することを提案している。
水質目標値は、亜鉛、フェノール等の9物質について導出した。
環境省では、今後、この報告に示された水質目標値を判断基準として既存データの整理を進めること等により、更なる知見の集積に努めるとともに、水生生物保全の観点からの環境基準の設定等、環境管理施策の具体化を図ることとしている。
1 背 景本報告は、水生生物の保全に係る水質目標の考え方を示すとともに、対象生物、水域区分、水質目標値の導出手順等を示した上で、現時点までに十分な知見が得られた物質について水質目標値を導出したものである。
具体的には、水域区分については、「イワナ・サケマス域(淡水域)」と「コイ・フナ域(淡水域)」及び「海域」の3区分で水質目標を検討することとし、それぞれ、産卵・幼稚仔の生育の場として特に保全すべき水域については、より小さい水質目標値を適用することを提案している。
水質目標値は、亜鉛、フェノール等の9物質について導出した。
環境省では、今後、この報告に示された水質目標値を判断基準として既存データの整理を進めること等により、更なる知見の集積に努めるとともに、水生生物保全の観点からの環境基準の設定等、環境管理施策の具体化を図ることとしている。
2 報告の概要 [PDFファイル 27KB]
「水生生物の保全に係る水質目標について」
水生生物保全水質検討会報告
添付資料
- 連絡先
- 環境省環境管理局水環境部企画課
課長 盛山正仁(内線6610)
補佐 瀬川恵子(内線6613)