報道発表資料
環境庁では、学識経験者等からなる「自動車環境税制研究会」を設置し、3月9日に第1回研究会を開催する。同研究会では、環境保全の観点からの適切な自動車環境税制の在り方について検討を行い、本年6月を目途に取りまとめを行う予定である。
1.設置の趣旨
(1) | 自動車環境対策としては、従来より、自動車排出ガス規制をはじめとした種々の施策 を進めてきたところであるが、近年、地球温暖化や大気汚染に関する環境負荷発生源とし て自動車の占める割合が高まっており、環境政策上大きな課題となっている。これらの問 題を解決していくには、従来の手法に止まることなく、経済的措置を一層活用していくこ とが有効と考えられ、なかでも税制上の措置が近年特に注目されている。 |
(2) | このため、大気保全局に学識経験者等からなる「自動車環境税制研究会」を設置し、 環境保全、特に大気汚染防止の観点からの適切な自動車関係税制の在り方について検討を 深め、その方向付けを行う。第1回研究会は3月9日に開催される。 |
2.検討内容
本研究会では、環境保全の観点からの適切な自動車関係税制の在り方について、短期的 に実施可能な施策を検討するとともに、中長期的課題の抽出を行い、その結果を本年6月 頃を目途に取りまとめる予定である。
3.自動車環境税制研究会
委員名簿 (敬称略;平成11年3月9日現在)
氏名 現職 佐和 隆光 京都大学経済研究所所長 鹿島 茂 中央大学理工学部教授 中里 実 東京大学法学部教授 杉山 雅洋 早稲田大学商学部教授 安原 正 さくら総合研究所特別顧問
- 連絡先
- 環境庁大気保全局企画課
課 長 冨岡 悟(内線6510)
課長補佐 上河原献二(内線6512)
環境庁大気保全局自動車環境対策第一課
課 長 鈴木 安次(内線6520)
課長補佐 宮崎 正信(内線6521)
環境庁大気保全局自動車環境対策第二課
課 長 松本 和良(内線6550)
課長補佐 印南 朋浩(内線6551)