報道発表資料
石原環境大臣は、1月11日(土)から15日(水)にパラオを訪問した。パラオでは10カ国目となるJCMに係る二国間文書に署名を行った。また、レメンゲサウ大統領、クアルテイ国務大臣(外務大臣)、センゲバウ環境大臣、オビアン公共基盤大臣(気候変動所掌)と会談した。さらに、国会にて日本とパラオの友好と今後の繁栄を願って演説を行った。
1.日程
平成26年1月11日(土)~15日(水)
2.場所
コロール(パラオ)、マルキョク(パラオ)
3.概要
(1)JCM署名
石原大臣とオビアン公共基盤大臣との間で、二国間クレジット制度に係る二国間文書に署名を行った。
(2)各国要人との会談等
JCMについて、多国間の枠組みよりも迅速にプロジェクト形成するとともに、これを活用して、化石燃料への依存を減らすことへの期待が示された。また、サンゴ礁の保全、廃棄物、上下水道の整備に関し、日本からの支援への感謝と今後のさらなる支援への期待が示された。
2014年は日本との国交樹立20周年、パラオにとっての終戦70周年といった重要な年で、太平洋諸島フォーラム(PIF)の議長国になるため、海洋環境の保全を含めて日本との協力関係をさらに強めていきたいとの意向が示された。
また、昨年11月の台風被害にあった小学校の復旧に関する無償資金協力の署名式において日本政府を代表してスピーチを行った。パラオ側から、これまでの支援に謝意が示され、今後の二国間関係の強化に合意した。
(3)国会演説
国会で、日パラオの環境協力について演説し、石原大臣が昨年6月に打ち出した「島まるごと支援」のために、温室効果ガスの排出削減、気候変動の悪影響への適応、ごみ問題、サンゴ礁保護といった、島嶼国にとって喫緊の環境問題の解決に向けて我が国が協力していくこと等について述べた。
(4)今後の対応
島嶼国における気候変動の影響の状況を踏まえ、今後の国内・国際での温暖化対策の強化を進めていく考え。また、JCMを活用するとともに、JICAとも連携し、島嶼国での適応・緩和、サンゴ礁保全、ごみ問題及び上下水道等への対応を検討し、「島まるごと支援」につなげていく予定。
さらに、本年開催予定の「3Rフォーラム」や「地球温暖化とサンゴ礁保全の国際会議」等において国際的な議論を深めていきたい。
- 連絡先
- 環境省地球環境局国際連携課国際協力室
代表:03-3581-3351
直通:03-5521-8248
室長 :川又 孝太郎 (内線:6765)
室長補佐 :西前 晶子 (内線:6761)
担当 :福永 健一郎 (内線:6767)
関連情報
過去の報道発表資料
- 平成26年1月10日
- 石原環境大臣のパラオ訪問について(お知らせ)