報道発表資料
平成25年7月3日(水)に、日本国環境省とシンガポール国家環境庁の廃棄物分野に関する覚書にもとづき、シンガポール南洋工科大学において標記ワークショップが開催されます。本ワークショップには、(独)国立環境研究所の研究者や民間の技術専門家等が参加し、焼却灰などの有効利用のための技術や安全基準などについて参加者による討論が行われる予定です。
1.開催の目的
日本およびシンガポールは、平成22年、「日本国環境省とシンガポール国家環境庁との間における3R(REDUCE,REUSE,RECYCLE)の促進及び廃棄物管理における協力に関する基本合意書(Letter of Intent)」に署名し、本合意書に基づき、3Rと廃棄物管理に関するパートナーシップを推進し、アジア3R推進フォーラムの活動に積極的に参加するなど両国の協力を進めてきました。
この協力関係の中で、平成25年3月の日本シンガポール政府高官対話で提案された内容に基づき、標記ワークショップが開催されるものです。廃棄物対策に関わる両国の研究者、関係者の情報交換を通じて、連携を図ることにより、我が国の経験や技術等の知見をシンガポールに提供するとともに、環境共同研究の向上に資することを目的としています。
ワークショップには、環境省から白石地球環境審議官、国家環境庁からテイ長官が開会挨拶を行い、その後、両機関の研究者や民間技術者等からの発表と討議が行われます。
2.開催の概要
- 名称:
- R3C-NIES Workshop on Waste Management Technology
- 主催:
- (独)国立環境研究所、シンガポール国南洋工科大学残渣・資源再生利用センター
- 日時:
- 7月3日(水)9:00-17:00
- 場所:
- 南洋工科大学のCleanTech One (1 Cleantech loop, Singapore 637141)
【参考】プログラム(予定):
- 開会挨拶 9:00~9:40
- シンガポール国家環境庁長官
- ロニー・テイ
- 日本国環境省地球環境審議官
- 白石 順一
- 南洋工科大学残渣・資源再生利用センター教授
- ン・ウンジェン
- 発表・討論 9:40~12:10
- シンガポールと日本における廃棄物管理・焼却技術について
- シンガポール国家環境庁
- ファジル・スパート
- (独)国立環境研究所資源循環・廃棄物研究センター副センター長
- 川本 克也
- 焼却灰の再利用の環境ガイドラインに関する報告
- 南洋工科大学残渣・資源再生利用センター
- スン・シャローン
- (独)国立環境研究所資源循環・廃棄物研究センター
- 肴倉 宏史
- シンガポールと日本における廃棄物管理・焼却技術について
- 休憩 12:10~13:40
- 発表・討論Ⅱ 13:40~15:00
- 焼却灰の再利用のための処理技術に関する発表
- 日立造船(株)
- 近藤 守
- JFEエンジニアリング(株)
- 樋口 真司
- 南洋工科大学残渣・資源再生利用センター
- リン・ウェンリン
- 焼却灰の再利用のための処理技術に関する発表
- パネルディスカッション 15:20~16:20
- パネリスト
-
- 南洋工科大学残渣・資源再生利用センター准教授
- ワン・ジンユアン
- シンガポール国家環境庁
- トー・ウィー・キアング
- (独)国立環境研究所資源循環・廃棄物研究センター
- 肴倉 宏史
- JFEエンジニアリング(株)
- 樋口 真司
- 日立造船(株)
- 近藤 守
- 新日鉄住金エンジニアリング(株)
- 長田 守弘
- フィールドトリップ 16:20~17:00
添付資料
- 連絡先
- 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部企画課循環型社会推進室
直通 :03-3581-3351
代表 :03-5521-8336
企画課長:廣木 雅史(内線 6811)
室長補佐:外山 洋一(内線 6814)
担当 :金田 昌敏(内線 6819)