報道発表資料
1.開催日・場所
平成12年2月22日(火)~23日(水)
ロフォス湘南(神奈川県湘南国際村内)
2.参加者
(1) アジア・太平洋地域各国からの参加者 12ヶ国
バングラデシュ、カンボディア、中国、フィジー、インドネシア、韓国、 マレイシア、モンゴル、フィリピン、シンガポール、スリ・ランカ、タイ(2) 関係国際機関等 7機関
国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)、米国東西センター (EWC)、地球環境戦略研 究機関(IGES)、南太平洋地域環境計画(SPREP)、国連環境計画国際環境技術センター(UNEP /IETC)、国連環境計画アジア太平洋地域事務所(UNEP/ROAP)、国連大学(UNU)(3)我が国からの参加者 27名
環境庁、国立環境研究所、大学、民間研究所等
3.討議概要
加藤三郎議長(環境・文明研究所所長)の議事進行の下、以下の事項に関し活発な討議が 行われた。討議の結果は議長サマリーとしてとりまとめられたが、なお一週間のコメント 受付期間を経て最終的な文書とされることとなった。
(1) 本プロジェクト進捗状況の報告 アジア太平洋環境意識(エココンシャスネス)に関する研究の進捗報告、また、アジア太 平洋地域の将来環境予測の検討状況の報告等が行われた。
(2) アジア経済/金融危機と環境政策のあり方 1990年代後半のアジアの経済状況の変化とその環境/環境政策への影響について、各国の 経験や事例が紹介されるとともに、今後の環境政策のふさわしいあり方について意見交換 が行われた。
(3)ESCAP環境大臣会議への本プロジェクトからの貢献 本年9月に北九州市で開催予定のESCAP(国連アジア太平洋経済社会委員会)環境大臣会議 への本プロジェクトの貢献について、また、2001年の本プロジェクトのフェーズ2の最終 報告のあり方についても討議が行われた。 特に、地球環境戦略研究機関(IGES)が進める5つのプロジェクトと長期展望プロジェクト の4つのコンセプトの調整を図った上で、Syntheses Policy Paperをとりまとめ、ESCAP 環境大臣会議に正式文書として提出することとなった。更に、我が国の公害克服の経験を 踏まえ、途上国協力に向けた行動指針を含めた形の「北九州イニシアチブ」を我が国の専 門家がとりまとめ、ESCAP環境大臣会議に提出することとなった。
4.今後の予定 本国際ワークショップの検討を踏まえ、本プロジェクトは当面の活動として本年9月に 開催予定のESCAP第4回環境大臣会議の討議に資することを目的として、アジア太平洋地 域の長期展望に基づく政策提案書を作成し、同会議に提出する予定。
添付資料
- 連絡先
- 環境庁企画調整局地球環境部企画課
課 長:一方井誠治(6731)
課長補佐:尾川 毅(6721)
担 当:小河原直子(6755)