報道発表資料
国連及び気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、3月10日付で、IPCC報告書作成プロセス及び手続の独立したレビューをインターアカデミーカウンシル(InterAcademy Council:IAC)に要請した旨の報道発表を行いました。IACは本年8月31日までにレビュー結果を取りまとめ、その内容は10月11~14日に開催されるIPCC第32回総会において議論され、2013~2014年に公表予定の第5次評価報告書の作成に反映される予定です。 環境省では、報道発表及び独立レビューに係る任務の和訳(仮訳)を行い、環境省ホームページにて公表しておりますので、お知らせします。
平成22年3月10日付国連・IPCC報道発表及び独立レビューに係る任務の和訳(仮訳)については、添付を参照ください。
IPCCによる声明等の和訳(仮訳)は、環境省ホームページにて公表しています。
https://www.env.go.jp/earth/ondanka/knowledge.html
https://www.env.go.jp/earth/ipcc/4th_rep.html
【レビューの概要】
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- レビュー内容には以下の項目が含まれる。
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- データの品質保証とデータの品質管理
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- 特に非査読文献の利用に留意したIPCC評価報告書に含めるのに適切な文献の種類に関するガイドライン
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- IPCC資料の専門家及び政府レビューの手続
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- 全ての範囲の科学的見解の取扱
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- 報告書の承認・採択・受諾後に発見された誤りを訂正する手続
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- IPCC内部の管理・運営機能を含むIPCCのプロセス全体、及びUNEP、WMO、国連システムとその他の関係者の役割を、評価作業の効率性を強化・改善し、IPCC手続の整合的な適用を効果的に確保するという視点から分析する。
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- 一般に対し、IPCC成果の継続的な情報提供を確実にするための、適切な情報伝達戦略とメディアとIPCCの交流を分析する。
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- レビュー結果についての報告書には以下の事項が含まれる。
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- 報告書作成及び報告書の知見の品質確保手段に係る方法論
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- IPCC手続を訂正するための勧告
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- IPCCのプロセス及び組織・管理機能の強化に関する勧告
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- その他関連する勧告
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- 勧告を実行するための計画の骨子
【インターアカデミーカウンシル(IAC)について】
国連や世界銀行等の国際機関の政策決定にあたって、世界中の科学アカデミーが協力して助言を行う枠組で、2000年5月に設立。事務局はオランダ王立科学アカデミー(アムステルダム)に設置されている。
IAC理事会は、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、中国、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、日本、南アフリカ、トルコ、英国、米国を代表するアカデミー及び同等の組織の長などにより構成される。日本からは日本学術会議が参画している。
添付資料
- 国連・IPCC報道発表「国連及び気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の要請に応じた、IPCCのプロセスと手続についての、科学アカデミーによる独立レビューの実施」(環境省仮訳) [PDF 209 KB]
- IPCC評価プロセスの独立レビューに係る任務(環境省仮訳) [PDF 254 KB]
- 連絡先
- 環境省地球環境局総務課研究調査室
代表:03-3581-3351
室長:小野 洋(内線6730)
室長補佐:清野 達男(内線6731)
係長:橋本 徹(内線6735)