報道発表資料
新潟県阿賀野市で採取された野鳥糞便等において高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受け、令和2年11月25日(水)に野鳥監視重点区域を指定し、野鳥監視の強化をしてきたところですが、その後、当該区域内で野鳥の大量死等の異常は確認されなかったため、12月16日(水)24時に当該区域を解除しました。
1.経緯
11月16日(月) |
・新潟県阿賀野市で野鳥糞便及び環境試料(水)を採取 |
11月18日(水) |
・野鳥糞便について動物検疫所で遺伝子検査を実施した結果、A 型鳥インフルエンザウイルス遺伝子の陽性反応 |
11月25日(水) |
・環境試料(水)について鳥取大学で検査を実施した結果、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N8亜型)が検出(野鳥国内5例目) ・採取地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化 |
11月26日(木) ~11月27日(金) |
・新潟県が野鳥緊急調査を実施 |
11月30日(月) |
・A 型鳥インフルエンザウイルス遺伝子の陽性反応のあった野鳥糞便について農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究部門が確定検査を実施した結果、野鳥糞便から高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N8亜型)が検出(野鳥国内7例目) ・採取地点の周辺10km圏内は既に野鳥監視重点区域に指定されているため、野鳥の監視強化を継続 |
12月16日(水) 24時 |
・異常が確認されなかったことから、当該野鳥監視重点区域を解除※ |
※ 「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」に基づき、野鳥監視重点区域は、以下を1日目として30日目の24時に解除することとしています
-野鳥及び飼養鳥の場合は、回収日の次の日を1日目とする
-家きんの場合は、防疫措置完了日の次の日を1日目とする
-環境試料(糞便、水等)の場合は、採取日の次の日を1日目とする
2.対応
野鳥サーベイランスにおける全国の対応レベルは、引き続き最高レベルとなる「対応レベル3」とし、全国での野鳥の監視強化を継続します。
【参考情報】
環境省はホームページで高病原性鳥インフルエンザに関する様々な情報を提供しています。
(https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/index.html)
添付資料
連絡先
環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護管理室
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-8285
- 室長川越 久史(内線 6470)
- 企画官立田 理一郎(内線 6465)
- 係長小西 美代(内線 6477)
- 係長中山 裕貴(内線 6474)