報道発表資料
環境省では、国土交通省の協力のもと、中国、台湾等ヒアリが定着している国や地域からの定期コンテナ航路を有する68港湾における調査を、夏季に引き続き10月より順次実施してきました。各港湾における調査が終了しましたので、その結果をお知らせします。
調査の結果、ヒアリ等の確認はありませんでした。
調査の結果、ヒアリ等の確認はありませんでした。
1. 調査の目的
ヒアリについては、平成29年6月に国内で初めて確認されて以降、現在までに14都道府県、37事例(今年は5月から8月の間に11事例)が確認されています。
侵入初期で発見し早期防除を実施することが重要であることから、環境省では、国土交通省の協力のもと、継続的に侵入状況を確認することを目的として、昨年度に引き続き港湾におけるヒアリの確認調査を実施しました。
2. 調査の概要
専門業者による目視及びトラップの設置による調査を夏季と秋季に実施し、秋季の調査は、平成30年10月15日(月)から順次実施しました。調査の対象は、昨年及び夏季と同様に、中国、台湾等ヒアリが定着している国や地域からの定期コンテナ航路を有する68港湾です。
調査の実施状況については、下記の環境省ホームページで、随時更新しました。
○港湾におけるヒアリ確認調査の実施状況 https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/fireant/kouwan.html
3. 調査の実施結果
今回の調査では、ヒアリ類(特定外来生物に指定されたヒアリ及びアカカミアリを含む)は確認されませんでした。
<参考>
夏季調査では以下の2地点でヒアリが確認され、確認地点や周辺の調査を実施しました。
○静岡県清水港:8月8日に回収したトラップからヒアリを確認(8/20既報)。
○北海道苫小牧港:8月17日に回収したトラップからヒアリを確認(8/23既報)。
なお、各地の港湾においては、環境省だけではなく、自治体や港湾管理者等による独自の確認調査も実施されています。港湾管理者独自の調査等でヒアリ類が確認された場合も、環境省は関係機関と協力して防除と調査を実施しています。
○対象港湾位置図
- 連絡先
- 環境省自然環境局野生生物課外来生物対策室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8344
室長 北橋 義明
室長補佐 八元 綾(内線6681)
専門官 深谷 雪雄(内線7478)