報道発表資料
本データベースは、環境アセスメントにおいて地域特性を把握するために必要となる自然環境や社会環境に関する情報を一元的に収録、提供することを目的に、平成26年度より運用しています。このたび、①自然公園等の環境保全に関する情報、傾斜区分図等の事業性に関する情報を拡充するとともに、②スマートフォン等のモバイル用のウェブサイトを設けるなど機能を拡充しました。①のうち、国定公園、都道府県立自然公園、コウモリ生息情報等の一部については、都道府県、関係団体等の協力も得て、新規にGISデータを作成し、一元的に閲覧できるようにしました。
1.背景・目的
風力発電等の再生可能エネルギーの導入に当たっては、質が高く効率的な環境アセスメントを実施することが重要です。このために、環境省では、再生可能エネルギーを含め環境アセスメントにおいて地域特性を把握するために必要となる自然環境や社会環境に関する情報を「環境アセスメント環境基礎情報データベースシステム」として整備し、平成26年より提供してきました。
このたび、国等の関係機関、都道府県、関係団体等の協力のもと、環境アセスメントにおいて重要な環境保全に関する情報や、再生可能エネルギーの事業性に関する情報の収集・整備を進め、閲覧できる情報を大幅に拡充しました。特に国定公園、都道府県立自然公園、コウモリ生息情報等の一部について、新規にGISデータを作成し、Web-GISにおいて、これらの全国のデータを一元的に閲覧できるようにしました。
また、風力発電等の環境アセスメントの現地調査等で利用しやすいよう、スマートフォンやタブレット等のモバイル端末での画面表示や、現在地表示に対応するなどのリニューアルを行いました。
これを契機として、データベースを一般にも親しみやすくするため、名称を「環境アセスメントデータベース"EADAS(イーダス)"」と変更しました。
URL:https://www2.env.go.jp/eiadb/
2.データベースの名称
データベースの名称を、より簡潔に分かりやすく、一般にも親しみやすくするため、以下のように変更しました。
旧名称:環境アセスメント環境基礎情報データベースシステム
新名称:環境アセスメントデータベース
英語略称表記:EADAS(イーダス:Environmental Impact Assessment Database System)
3.収録した情報
このたび、環境アセスメントや再生可能エネルギーの導入の検討にあたって重要かつニーズの高い、自然公園、鳥獣保護区、保護水面、植生図等の環境保全に関する情報、傾斜区分図、海底地質図等の事業性に関する情報を拡充しました。
特に国定公園、都道府県立自然公園、コウモリの生息情報、長距離自然歩道等については、都道府県、関係団体等の協力も得て収集又は新規に作成し、全国的なGISデータとして整備しました。
なお、今後も、情報を随時更新していきます。
4.モバイル端末への対応
環環境アセスメントの現地調査等でも活用できるよう、スマートフォンやタブレット等のモバイル端末の画面でも閲覧しやすいレイアウトにすると共に、端末のGPS等を活用してWeb-GIS上で現在地を表示できるようにしました。これにより、現地において、各種地図情報における現在地の位置関係を確認することができます。
QRコード(二次元バーコード)
(注意事項)
- データ通信ができる環境が必要です。
- 現在地は、端末のGPSの位置精度に依存するほか、地図情報が有する精度の関係から、地図情報との位置関係を現地において保証するものではありません。
- 本システムが利用している政府認証基盤(GPKI)のSSL/TLSの署名証明書が含まれていない機器をご利用の場合、警告が表示される場合があります。この場合、「政府認証基盤アプリケーション認証局2(Root)の自己署名証明書」が必要です。政府認証基盤(GPKI)のホームページ(https://www.gpki.go.jp/apca2/)及び本データベースのホームページをご参考ください。
5.周知方法
EADASのリニューアルについては、関係各省、全都道府県及び環境影響評価法に基づく政令市(各都道府県を通じて関係する市町村)、関連団体や関連学会、環境影響評価に関する研修等の参加者等に広く周知し、活用を促していくこととしています。
添付資料
- 連絡先
- 環境省総合環境政策局環境影響評価課
03-3581-3351(代表)
03-5521-8236(直通)
課長 永島 徹也 (内6230)
専門官 會田 義明 (内6235)
係長 久保井 喬 (内6235)