『業務用建築物等の「エコチューニング」による低炭素化・省エネビジネス創出シンポジウム』の開催について(お知らせ)
1.開催趣旨
我が国の業務部門(事務所・ビル、商業・サービス業等)からのCO2排出量は、2013年度には1990年度比で約7割も増加しており、効果的な削減対策が喫緊の課題となっています。
東日本大震災以降、全国的に取り組まれた節電対策の中には、快適性や生産性を確保しつつ省エネを進める取組も多く見られました。とりわけ業務用建築物等については、初期投資の必要な大型最新設備の導入によることなく、既存設備の適切な運用改善等による省エネを行う「エコチューニング」※によりCO2の削減を達成した事例も多く見られたため、このような取組が自立的・継続的に実施される環境を整える必要があります。
そこで環境省では、低炭素社会の実現に向けて、業務用建築物等の「エコチューニング」により削減された光熱水費から収益を上げるビジネスモデルの確立を目指し、平成26年度から「エコチューニングビジネスモデル確立事業」を実施しており、技術者の育成と全国約200棟での実践・効果検証、技術者資格制度・事業者認定制度の創設に向けた検討等を行っております。本シンポジウムでは、これまでの事業の実践結果や効果検証等の成果、ビジネスモデルの仕組みや制度の構想、今後の展望等を発表します。
※「エコチューニング」とは、低炭素社会の実現に向けて、業務用等の建築物から排出される温室効果ガスを削減するため、建築物の快適性や生産性を確保しつつ、設備機器・システムの適切な運用改善等を行うことをいいます。
2.開催概要
(1)日時 : 平成27年3月12日(木) 13:30~16:30 (開場13:00)
(2)場所 : イイノカンファレンスセンター 4階 Room A
(東京都千代田区内幸町2-1-1 http://www.iino.co.jp/hall/access/)
(3)定員 : 約200名
・参加費は無料ですが、必ず事前にお申込みをお願いいたします。
・定員を超えた場合等は、ご参加いただけない場合がございます。
(4)主催 : 環境省 (事務局:(公社)全国ビルメンテナンス協会)
3.プログラム ※ 現時点での予定であり、若干変更する場合がございますのでご了承下さい。
時間 |
内容・講演者 |
13:30 - 13:45 |
開会挨拶、趣旨説明 |
第1部:エコチューニング実践事業の成果報告とビジネスモデルの創出 |
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13:45 - 14:00 |
「エコチューニングの効果と技術体系 ~195棟での実践事業の成果~」 (一社)日本ビルエネルギー総合管理技術協会 副理事長 橋本 有史 氏 |
14:00 - 14:10 |
「エコチューニングの遠隔支援ビジネスモデルの構築」 パナソニック(株) エコソリューションズ社 部長 栗尾 孝 氏 |
14:10 - 14:45 |
「エコチューニングの普及・定着に向けた取り組み ~技術者資格制度、事業者認定制度の創設に向けて~」 (公社)全国ビルメンテナンス協会 理事 金子 誠 氏 |
14:45 - 15:00 |
休憩 |
第2部:先進事例の紹介とエコチューニングビジネスの可能性 |
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低炭素化・省エネビジネス先進事例紹介 |
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15:00 - 15:15 |
『「福岡市有施設」におけるソフトESCO事業の成果』 福岡市財政局アセットマネジメント推進部設備課 課長 馬場 章弘 氏 |
15:15 - 15:30 |
『「初期投資ゼロ」省エネ支援モデル事業(東京都委託事業)』 東京都地球温暖化防止活動推進センター(クール・ネット東京) 省エネ推進チーム 主任 永田 晋也 氏 |
パネルディスカッション ~「エコチューニング」による低炭素化・省エネビジネスの創出に向けて~ |
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15:30 - 16:30 |
<コーディネーター> |
4.参加申込み
事前申込み制(先着順)としますので、参加を希望される方は、次のホームページからお申込みください。
http://www.j-bma.or.jp/ecotuning/
※添付資料のチラシの申込書を用い、FAXでもお申込み可能です。
5.お問合せ先(シンポジウム事務局)
(公社)全国ビルメンテナンス協会 事業部 (担当:中村、大谷、松本)
電話:03-3805-7560 FAX:03-3805-7561 Eメール:ecotuning@j-bma.or.jp
添付資料
- 連絡先
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環境省地球環境局総務課低炭素社会推進室
(代表:03-3581-3351)
(直通:03-5521-8244)
室 長 瀧口 博明(内線6740)
室長補佐 峯岸 律子(内線6769)
係 長 亀井 雄 (内線6768)
担 当 冨田 翼 (内線6741)