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地図で発見!身近な環境研究

妊娠可能な女性を対象とする難分解性有機汚染物質の体内負荷低減の介入研究

研究代表者
: 仲井 邦彦
所属
: 東北大学
関連地域
: 仙台市(実施場所)

難分解性有機汚染物質やメチル水銀による胎児期ばく露により、僅かですが子どもの出生体重の減少や発達の遅れが報告されています。これから妊娠、出産を迎える女性の体内の化学物質蓄積量を減らすことが必要と考え、若い女性133名を対象にランダム化比較試験という方法で介入調査を行っています。対照群はこれまで通りの生活ですが、介入群には「化学物質の汚染度が高い食品摂取を控えてもらう」調査です。これらの化学物質は、主に魚介類の摂取を介して取り込まれます。実際に、魚の摂取頻度が増えると、血液中PCBや毛髪総水銀値が増加しました。同時に、健康に良いとされるω3系不飽和脂肪酸のEPAやDHAも高い値が観察されました(図参照)。魚由来の栄養素をうまく摂取しつつ、化学物質だけを減らす方法の開発を目指しています。なお、調査では、料理教室(写真)や勉強会を実施し調査を継続しています。


料理教室風景

魚摂取頻度と、血漿中PCB濃度、毛髪総水銀値、およびお赤血球膜中ω3不飽和脂肪酸レベルの関係

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