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課題成果報告

A-0803 革新的手法によるエアロゾル物理化学特性の解明と気候変動予測の高精度化
研究代表者
所属名・氏名
近藤 豊
(東京大学 先端科学技術研究センター)
実施期間(年度)H20-22
 本研究では、最先端のエアロゾル計測技術を用いた観測と気候モデルを組み合わせることにより、エアロゾルが気候に及ぼす影響を解明することを目的とします。地上や航空機を用いた高精度の観測により、太陽光がエアロゾルにより散乱・吸収されるミクロな過程を画期的に精密化し、地上放射観測で検証します。革新的手法で得られたエアロゾルの光学特性を、気候変動予測モデルに組み込み、地球規模・アジア規模でのエアロゾル放射効果の推定・予測精度を格段に向上させます。改良されたモデルにより気候感度実験と対策シナリオに沿った数値実験を行い、日射量、雲量、降雨量変化を高い精度で評価します。この研究成果の多くは、国際的なブラックカーボンの気候影響評価のレビュー論文の重要な部分を構成します。さらにこの論文は、IPCC第5次評価報告書に反映される可能性が高いと考えられます。

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