阿蘇の生きもの絵本

チョウと食草・食樹(しょくじゅ)の深いきずな

チョウの幼虫は、種ごとに特定の植物を食べて育つ。
その植物を「食草」「食樹」というんだよ。

イラスト:クララを食草とするオオルリシジミ イラスト: ツルフジバカマを食草とするヒメシロチョウ

糞虫(ぶんちゅう)は草原のそうじ屋さん!

牛や馬のフンを食べて草原をきれいにしてくれる“糞虫”が阿蘇にはおよそ50種もいるんだよ。

イラスト:ダイコクコガネとセンチコガネ イラスト:牛のフンの下に掘った穴の中で幼虫を育てる糞虫

チョウとアリは友だち?

幼虫のときにアリの巣の中で育つチョウもいるよ。
アリがなぜ、チョウの幼虫をくわえて 巣の中に運びこむのか、いまだに謎なんだ。

イラスト:幼虫のときに、シワクシケアリの巣の中にすんでいるゴマシジミ イラスト:幼虫のときに、クロオオアリの巣の中にすんでいるクロシジミ

トンボのオスはとっても、おしゃれ!

体の色や、はねの色を、よく見てみよう。オスには、きれいな色がついていることが多いんだ。

イラスト:交尾ができるようになると、オスだけ体が赤くなるミヤマアカネ イラスト:孵化したときからオスだけはねが赤いニホンカワトンボ

姿が違うけれど、同じチョウ?

サナギから成虫になる季節によって、姿が変わるチョウがいる。 はねの形や色が違うよ。

イラスト:孵化した季節によってはねの模様が異なるタテハモドキ イラスト:孵化した季節によってはねの色が異なるベニシジミ

溶岩トンネルにコウモリがすんでいる!

米塚付近にある溶岩トンネルには、阿蘇で確認された 7種のコウモリのうち3種がすんでいるんだよ。

イラスト:溶岩トンネルにすむ3種類のコウモリ、モモジロコウモリ、キクガシラコウモリ、コキクガシラコウモリ

草原や森林で生活する鳥たち

阿蘇には、草原を利用して生活する鳥がたくさんいる。 森林で生活する鳥たちとは異なる生息環境の中で、 エサをとる場所や巣をつくる場所も、種類によって違うんだよ。

イラスト:草原性の野鳥、コミミズク、オオジシギ、ホオアカ、セッカ
森林性の野鳥、ウグイス、ホトトギス、アカヤマドリ、クマタカ

草原にはいろいろなネズミがいる

アカネズミやカヤに巣を作るカヤネズミ、土の中に巣を作るハタネズミ

イラスト:草の上に球巣をつくるカヤネズミと、土の中に巣をつくるハタネズミ

牛の水飲み場に、カエルの卵がある?!

イラスト:牛の水飲み場に産卵するヤマアカガエル

草原にはたくさんの生き物がいるんだよ!

イラスト:牛、キツネ、タヌキ、シカ、カエル、ネズミ、ウサギ、チョウ、オオルリシジミ

画像:九州地方環境事務所ロゴマーク

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