ネパール東北部の森と耕地を守るためのしくみ
ネパール東北部の高地で暮らす先住民シェルパは観光業などの他に、生活による農耕と移牧で生計を営んでいる。彼らは気温が高く、降水量多い6~9月は、高地で家畜を放牧し、その周辺でジャガイモなどの自家用作物を生産する。高地での農作物の収穫が終わると、牧草が枯渇する高地から、低地に家畜とともに降りる。生産性の低い高地において資源を有効に使うために、放牧場所や森林利用の規制がナワと呼ばれる管理者により実施されてきた。このナワによる資源管理制度は、この地域が1976年に国立公園に指定されたことに伴い消失しつつある。
地域 | アジア |
取組主体 | 地元集落等 |
主な取組目的 | 農林業等 |
取組対象 | 草地 |