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里なび
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保全活用に関する文献検索
- 文献名
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都市および都市近郊樹林地におけるアズマネザサの生育状況の違いと鳥類の分布について
- 出版年
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2009
- 出版社
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日本造園学会
- 掲載雑誌
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ランドスケープ研究
- 巻/号/ページ
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72巻 / 5号 / 527-530ページ
- 著者名
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吉田元臣、 葉山嘉一、 吉田博宣
Motoomi Yoshida、 Yoshikazu Hayama、 Hironobu Yoshida
- 目次
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雑誌のため省略
- キーワード
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里山、鳥類、アズマネザサ、植生管理、都市地域
- 要約
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アズマネザサを刈ることで、草本層の多様性が増加することとは明白である。しかしながら、下層の刈り取りが動物相に与える影響は充分に研究されていない。そこで、本研究では、下草刈りが鳥類相に与える影響を明らかにすることを目的とした。調査地は、横浜市において、10ha以上の面積のある落葉広葉樹林4箇所において設定した。ひとつの調査区は緑地に設けた20~30mの方形区で、11箇所で実施した。調査区の区切りは、毎年刈り取られるエリアから11年以上管理されていないエリアまでを反映するように、アズマネザサの高さに従い設定した。実施した調査内容は植生調査と、鳥類相調査である。鳥類の出現階層においては、繁殖期の種数の増加は見られなく、上層に多くの個体数が確認された。種数、および個体数は、越冬期の下層において増加していた。鳥類相の分布とアズマネザサの高さの関係についてみると、アズマネザサの高さが50cm程度になったときが、生息条件が良好になると推察された。
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