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里なび
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保全活用に関する文献検索
- 文献名
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流域単位の森林の『社会的管理』にむけた都市住民参加の現状と課題
- 出版年
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1994
- 出版社
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林業経済研究所
- 掲載雑誌
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林業経済
- 巻/号/ページ
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記載無し / 553号 / 23-32ページ
- 著者名
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山本信次
記載なし
- 目次
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雑誌のため省略
- キーワード
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記載なし
- 要約
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現在、環境問題への関心の高まりとともに森林への期待が大きくなっている。他方、日本の森林の40%を占める人工林が手入れ不足による荒廃の危機を迎えつつある。本稿は、地域社会と森林はこれまでいかなる関係にあり、今後どのような関係を築くべきかという観点から、東京都多摩川流域を事例に、今日の流域社会の発展の方向性に関し検討を行っている。「新たな流域社会」のあり方として、人工林管理における都市住民の参加の可能性について論じており、大都市に居住・通勤・通学する「住民」が、林業や人工林の問題について理解を深め、「東京」を都市から山村まで含むひとつの地域として捉えなおし、より良い地域社会作りや生活環境を目指し、運動に自主的参加をしている様子を紹介している。また行政や企業が地域社会にある他のセクターとの協力を模索しつつ、この運動の側面支援を行っている点を評価し、このような「公」「私」「共」の連動システムの形成が流域住民の自主的な「流域社会」づくりの活動を推進することに繋がると論じている。
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