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里なび
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保全活用に関する文献検索
- 文献名
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入会林野とコモンズ:持続可能な共有の森
- 出版年
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2004
- 出版社
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日本評論社
- 掲載雑誌
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書籍のため省略
- 巻/号/ページ
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書籍のため省略 / 書籍のため省略 / 254ページ
- 著者名
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室田武・三俣学
記載なし
- 目次
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まえがき/第1章 日本の入相林野の歴史と財産区有林 第1章補論 一部事務組合有林・記名共有林として管理される林野/第2章 山林コモンズ:繁盛するもの、新機軸をめざすもの/第3章 財産区の制度分析:議会制と管理会制/第4章 イングランド・ウェールズにおけるコモンズの歴史と現況/第5章 資源管理とコモンズ 第5章付録 世界のコモンズ一覧・コモンズの定義集/第6章 入相林野に根づく学校林―歴史と現在/第7章 水と山におけるコモンズの内包―持続性に向けてのルール 補論なぜ今「コモンズ」なのか/資料案内およびフィールドメモ
- キーワード
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記載なし
- 要約
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本書は公的な存在でもなく、私的な存在でもない共的な森林(財産区有林や共有山など)と人々とのかかわりに関する研究結果をまとめたものである。この研究方法と目的について言えば、森林の育成と保全に直接かかわっておられる人たちへの聞取り調査と山林施行の現場を通して、入会制度の資源管理・環境保全・地域振興などに果たしてきた共的な森林の歴史的・現代的意義を明らかにすることである。それと同時に、入会的な制度が日本列島だけの制度ではないという視点から、日本と同じ島国である英国のコモンズについて、その長い歴史と近況についても略述を試みている。本書の構成は第1章で日本の近世以降の入会林野の歴史を概観している。第2章、第3章では現代において地域社会の福祉や環境保全に貢献している入会林野の事例を紹介している。第4章ではコモンズとはいったい何であったのか、そして今何であるのかを明らかにしている。第5章では米国における近年のコモンズ研究を概観している。第6章では入会林野の一部を形成する日本の学校林に関して報告している。第7章においては森林が育んだ水と人間社会とのかかわりを論じている。
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