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文献名
コモンズの社会学――自然環境の所有・利用・管理をめぐって
出版年
2001
出版社
有斐閣
掲載雑誌
鳥越皓之編『自然環境と環境文化』
巻/号/ページ
書籍のため省略 / 書籍のため省略 / 25-46ページ
著者名
宮内大介
記載なし
目次
第1章 人間にとっての自然―自然保護論の再検討/第2章 コモンズの社会学―自然環境の所有・利用・管理をめぐって/第3章 漁撈と環境保全―琵琶湖の殺生禁断と漁業権をめぐる心性の歴史から探る/第4章 森林保全とその担い手/第5章 農業における環境破壊と環境創造/第6章 有機農業運動の可能性/第7章 景観とナショナル・トラスト―景観は所有できるか/第8章 歴史的環境の保全と地域社会の再構築/第9章 レジャー開発と地域再生への模索/第10章 自然と文化の環境計画―「半栽培」と「放置管理」の思想
キーワード
記載なし
要約
一見自然に見える森でも、何らかのかたちで人為が加わっている場合が多い。また、一見人為のかたまりのような田んぼでも、生物多様性から見て貴重な自然がある場合が多い。本稿では、そうした様々なレベルの自然を、人間のかかわり、さらには自然とのかかわりをめぐる人間と人間との関係という視点から考察している。自然と人間のかかわりにおける問題は、究極的には、人間と人間との関係である。本稿では、その人間と人間との関係を、所有-利用-管理という側面から考察している。地域の住民が歴史的に(様々なレベルの)共同で、そこの自然とかかわってきたことを重視する視点、すなわちコモンズの視点を軸において論じており、コモンズの再生へ向けて、日本の「里山」運動を取り上げ、その問題点や課題、展望について述べている。

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