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文献名
資源管理問題へのコモンズ論・ガバナンス論・社会関係資本論からの接近
出版年
2006
出版社
雑誌のため省略
掲載雑誌
商大論集
巻/号/ページ
57巻 / 3号 / 19-62ページ
著者名
三俣学・嶋田大作・大野智彦
記載無し
目次
雑誌のため省略
キーワード
記載無し
要約
モンズ論、ガバナンス論、社会関係資本論の中に資源管理問題に対する解決の糸口を見出すため、3論の体系的な整理を行う。共通点と相違点を示し、背景や議論の持つ優位性を指摘し、今後の議論の土台をつくる。まず3論が登場した背景、研究成果や分析上の特徴に焦点をあてる。その後3共通点として資源管理における利害関係者間の関係性を重要視している点を指摘する。相違点としては各々が考察対象とする資源や組織の規模を論じる。まずコモンズ論については欧米のコモンズ論と日本のコモンズ論を紹介する。研究成果として次の4点を挙げる。1.資源の性質の分析、2.設計原理、3.市場との関係性④生活弱者救済の意義。次にガバナンス論について、今日までの体系だっていない議論を整理し、特に環境ガバナンス論についての研究成果と役割を論じる。コモンズ論が出発点から資源管理をめぐる「公」「私」の関係を念頭においていたのに対し、ガバナンス論は資源管理に特化せず、社会全体の包括的で抽象的レベルでの公的部門の変化という現実から始まる。対象は国家と社会との関係性という大変広域な領域である。特に環境ガバナンスにおいては90年代初期、グローバルなレベルの議論が多く、国内レベルでの議論はほとんどなかった。社会関係資本については、その定義を論じ、要因との関係を整理する。資源管理に着目した社会関係資本をふたつに分類し、住民自治による資源管理を考える際に社会関係資本が有用であることを示す。

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