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保全活用に関する文献検索

文献名
里山里海の構造と機能
出版年
2010
出版社
千葉県生物多様性センター
掲載雑誌
千葉県生物多様性センター研究報告
巻/号/ページ
2巻 / 記載なし / 21-30ページ
著者名
中村俊彦、 北澤哲弥、 本田裕子
記載なし
目次
雑誌のため省略
キーワード
記載なし
要約
「里山里海」を、人が住む里の集落を中心に、 その周辺環境のなかで形成される生態系とともに、 その空間領域での人々の暮らしや文化を含む概念として扱う. 本稿では、 人と自然のかかわりの歴史を概括しつつ、 里山里海の類型及びその構造と機能についてまとめた. また特に里山里海と生物多様性とのかかわりについても整理した.その結果、日本の里山里海では、土地本来の自然と一体となって暮らす人々の営みのなかに、 地域の自然の恵みを最大限に活用する合理性が存在したことが読み取れた.持続可能な里山里海の構造とは、 一つにさまざまな環境のモザイクやゾーニングがあげられる. そのなかには自然と生きる前提としての豊かな生物多様性とともに合理的な土地利用や生産活動のからくりも内在していたはずであり、 これを解き明かすことから将来の持続可能な生態系の姿も見えてくると考えられる.

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