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文献名
地域分権の思想
出版年
1977
出版社
東洋経済新報社
掲載雑誌
書籍のため省略
巻/号/ページ
書籍のため省略 / 書籍のため省略 / 255ページ
著者名
玉野井芳郎
記載なし
目次
1.地域分権の今日的意義/2. 公共政策の意思決定と行政システム/3. 集権から分権へ/4. 「産業界」だけが就職先か――英国の大学を見て考えたこと 2.著者にきく 地域分権の構築――その学際的取り組み方と現実化について/2. 対談“近代”の相対化を求めて(増田四郎・玉野井芳郎)/3. 対談『資本論』と現代――広義の経済学への展望(玉城哲・玉野井芳郎) 3.第一次産業の復位を――歴史の先端に立つ農村/2. 企業と生業――「二重構造論」の転換を求めて/3. 工業化と共同体――中国の道、ソ連の道/4. 地域分権と中間技術――シューマッハーの思想について/5. 西欧精神の源流――故堀米庸三教授を偲んで
キーワード
記載なし
要約
1960年代後半以降、近代化に対する反省と批判から、「地域」に対する見方が変化してきた。本稿では近代化を超える視座の提示のため、「地域主義」を主題とし、2つの対談を交えながら議論を展開している。「地域分権」の「分権」(decentralization)は社会科学において古くから用いられている言葉である。「集権」に対立するこの概念は経済体制をとらえるときの所有制の概念―私有と公有―という従来の座標軸とは異なるもうひとつの座標軸として登場している。馴染み深い言葉に「地方分権」があるが、欧州において日常用語として伝承される「地域主義」を語る場合には、一定地域の住民がその地域コミュニティに一体感を持って、行政的、経済的、文化的な自立性を追求するという意味合いを含むため、「地方分権」よりも「地域分権」という言葉を用いる方が適切であるとし、公共政策及び経済学的観点から「地域」のあり方の捉え直しを行っている。

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