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文献名
コモンズの経済学
出版年
1990
出版社
学陽書房
掲載雑誌
書籍のため省略
巻/号/ページ
書籍のため省略 / 書籍のため省略 / 265ページ
著者名
多辺田政弘
記載無し
目次
第1章 <パパラギ>の経済学と顧問図の危機-ヤップ島で考えたこと/第2章 コモンズの経済学/第3章 地域自給の論理-もう一つの戦後・もう一つの戦前/第4章 国家大の「食糧」から地域大の「食べもの」へ/第5章 生ごみの堆肥化と地域自治-なぜスモール・イズ・ビューティフルなのか/第6章 水管理と地域自治-地域資源のコモンズ的生かし方/第7章 イノーの経済学へ-コモンズとしての海
キーワード
記載なし
要約
環境と人間が共生しえたのはどうしてなのか。小規模な社会はなぜ豊かなのか。商品化されない部分を多く含んだ社会のほうがなぜ健全なのか。本書はそれらの問いを解き明かす。第一章では、著者のミクロネシア連邦ヤップ島での滞在経験をもとに、コモンズ的資源利用慣行の意義と商品化によるその変容を描く。第二章は、エントロピー論の立場から、脱商品化とコモンズの再生の重要性を示す。第三章は、戦後の社会学、特に農村社会学における共同体論の誤りを指摘し、地域自給経済の再構築の必要性を問う。第四章は、農の工業化を否定し、食糧から食べものへのパラダイムシフトを提案する。第五章は小規模・地域循環の事例として地方自治体による生ごみの堆肥化を取り上げ、分析する。第六章は村落における上水道システム導入による問題点を提示し、地域における「水自治」の復権を訴える。第七章は新石垣島空港予定地である白保の海のコモンズとしての豊かさを描き出す。

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