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里なび
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保全活用に関する文献検索
- 文献名
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水辺ぐらしの環境学――琵琶湖と世界の湖から――
- 出版年
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2001
- 出版社
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昭和堂
- 掲載雑誌
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書籍のため省略
- 巻/号/ページ
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書籍のため省略 / 書籍のため省略 / 294ページ
- 著者名
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嘉田由紀子
Kada Yukiko
- 目次
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1. 世界の湖からのメッセージ/2. 科学知と生活知の対話/3. 所有からみた環境の保全と利用
- キーワード
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記載なし
- 要約
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本書は、人間と環境の問題を考える上で、まずそれぞれの文化領域の固有性から出発し、現場の生活をまるごと理解するという文化論・生活論に基づいて論じられている。近年、環境問題は、自然システムの問題であるばかりでなく、人間の社会システムや人々の価値観にかかわる問題であることが多くの場面で問われるようになってきた。本書は、環境と人間のかかわりに関し「水辺」という場に焦点をあてて論じている。日本の琵琶湖から出発し、中国、アフリカ、ヨーロッパ、アメリカなどの湖沼地域の水辺の生活のありさまを取り上げ、「生活環境主義」という手法をもって、比較、考察している。筆者は、個別の地域の固有性を活かしながら「小さなコミュニティ」に信頼をおく「共同体主義」の重要性を訴えており、生活の現場から見える歴史的個性を、改めて世界的規模からたどり直すという作業の必要性を説いている。
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