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保全活用に関する文献検索

文献名
熱帯雨林の生活:ボルネオの焼畑民とともに
出版年
1991
出版社
築地書館
掲載雑誌
書籍のため省略
巻/号/ページ
書籍のため省略 / 書籍のため省略 / 290ページ
著者名
井上真
記載なし
目次
序章/第1章 トランスマイグレーションの村へ/第2章 ケニャ・ダヤック族との出会い/第3章 ボルネオ中央高地にて/第4章 中央高地から下りてきた人々/第5章 商品作物を導入したケニャ族/第6章 コショウを栽培するブギス族/第7章 ブヌア・ダヤック族の村へ/第8章 プナン族を求めて
キーワード
記載なし
要約
本書は著者が1987年から1989年まで(2年9ヶ月間)に実施された「熱帯降雨林研究プロジェクト」に参加し、インドネシア共和国東カリマンタン州(ボルネオ島)でのフィールドワークの研究成果を書いたものである。本書の中では筆者と森の民との生活における様々なエピソードを織り込みながら書かれている。内容の中心的課題は「焼畑は熱帯林を減少させているのか」というものであり、焼畑農業を中心とする人々と森林との関わりを詳細に記述し、検討を行っている。結果として、「人口が増加することによって焼畑農業の休閑期間が短くなり、熱帯林を減少させていく」という従来の言説とは違い、「貨幣経済に組み込まれることによって、焼畑農業は非持続的な農業へと変容し、熱帯林を減少させていく」ということを明らかにしている。その他、商品作物を導入している焼畑民族の事例や、狩猟採集民族であるプナン族の実態も明らかにされている。

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