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文献名
日本の焼畑
出版年
1972
出版社
古今書院
掲載雑誌
書籍のため省略
巻/号/ページ
書籍のため省略 / 書籍のため省略 / 446ページ
著者名
佐々木高明
記載なし
目次
序章 日本の焼畑農業の研究/第1編 日本の焼畑の地域的研究 第1章 わが国の焼畑の地域的分布/第2章 焼畑依存度の地域的差異と焼畑町村の性格/第3章 わが国の焼畑作物とその輪作形態/第4章 わが国の焼畑経営方式の地域的類型/第5章 わが国の焼畑経営方式の特色/第2編 焼畑経営山村の実態 第6章 九州山地中部の隔絶山村における焼畑経営/第7章 九州山地中部の焼畑経営山村の社会構造とその変化/第8章 北丹馬山地の焼畑農業経営とその変容過程
キーワード
記載なし
要約
焼畑は原始的な生産形態であり、その特色は農業発展史、文化的な視点から興味ある研究課題とされてきた。日本の焼畑農業の実証研究は数多く存在するが、全国的な視野から比較検討した業績は多くない。本書は全国的な視野から日本の焼畑農業の比較考察を行っている点に特色がある。第1章では、戦前と戦後に町村単位で行われた全国調査の資料から、焼畑の分布を府県別に概観し、変化を把握している。第2章では焼畑依存度の差を市町村単位の詳細なデータに基づいて比較検討し、焼畑卓越地域の特色を把握している。第3章では焼畑において栽培される作物の種類とその分布、作物の組み合わせによって成立する輪作形態が分析されている。第4章、第5章では焼畑経営方式の地域的特色を明らかにしている。第6章、第7章では焼畑依存度が高く、伝統的な輪作方式の特徴をとどめる九州山地中央部を事例に自給的・主穀生産型の焼畑農業経営の特色と山村社会構造の変化の過程を明らかにしている。第8章では明治以降の交通手段の発達にともなう山村への商品経済の浸透が山村経済構造の変化を引き起こしている現状で、焼畑農業経営の変化、土地利用の変化がどのように引き起こされているのかを明らかにしている。

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