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保全活用に関する文献検索

文献名
里山の現状と里山管理
出版年
1995
出版社
雑誌のため省略
掲載雑誌
人と自然
巻/号/ページ
6巻 / 記載なし / 1-32ページ
著者名
服部保・赤松弘治・武田義明・小舘誓治・上甫木昭春・山崎寛
Hattori Tamotsu、 Akamatsu Hiroji、 Takeda yoshiaki、 Kodate Seiji、 Kamihogi Akiharu、 Yamazaki Hiroshi
目次
雑誌のため省略
キーワード
記載なし
要約
里山の現状とその管理が抱える基本的な問題を解明することを課題とし、生態学、植物社会学、林学、ランドスケープ、レクリエーション、アメニティ、環境教育などの分野における研究が近年進んできた。里山は、照葉樹林、常緑広葉樹林、夏緑樹林、マツ林の4つのタイプに分類できる。夏緑樹の二次林は関東地方において、マツ二次林は瀬戸内地方において、常緑広葉樹の二次林は四国九州などの太平洋側で発達してきた。夏緑樹、照葉樹、常緑広葉樹の二次林は発芽によって再生するが、薪炭類の需要減少に伴い、萌芽林は管理されなくなってきた。その結果里山は、登山者、竹、マツ枯れ病の悪影響を受けている一方で、夏緑樹林、照葉樹林の低木林から高木林への遷移が進んでいる。里山は伝統的風景、種多様性、レクリエーションの場といった面で重要であり、我々は里山の公共的な機能を認識し、新しい方法で管理する必要がある。本稿では、里山管理の事例をいくつか紹介する。

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