古くなったバッグやベルトなどのレザー製品を使って、シンプルな木箱を使いやすい工具入れやメイクボックスなどにアレンジします。レザー製品のさまざまなパーツを生かして、ポケットや持ち手をつけたり、間仕切りを作るなど、自由自在に工夫を凝らせるのが、今回のDIYのお楽しみポイント。レザーは、フェイクレザーを使ってももちろんOKです。
用途に合わせたサイズの木箱を作ります。側面用の4枚の板を接着剤で仮止めした後、表側からねじを打って固定し、最後に底面を取りつけます。あとでレザーをねじや鋲で側面に取り付けるため、板厚は10mm以上あると安心です。
木箱を保護するためと風合いを出すために、表面をヤスリで磨き、木材用のワックスを塗ります。いらなくなった布にたっぷりワックスをつけてのばし、最後にカラ拭きして艶を出します。

どんなものが箱にあると便利か考え、レザーをハサミでカットします。ポケットをつけたい場合はバッグのポケットをそのまま生かすもよし、四角形にレザーをカットするもよし!

厚手のレザー部分は、キリで穴をあけてからねじで止めます。重いものを入れたりする部分は力がかかりやすいので、ねじを細かく打つと丈夫になります。

定規や手鏡など平らなものを入れるためのポケットづくり。四角くカットしたレザーを配置したら、左右下の三辺に多めに小鋲を打ちます。太鼓鋲を合わせてデザイン性もアップ!

ベルトのバックル部分を使って持ち手をつけたり、余ったレザーの切れ端を組み合わせて側面をカラフルに彩ってみたり、自分らしい装飾を施したら、完成!

尼神インター渚 さん
1984年生まれ。2007年に相方の誠子と、お笑いコンビ「尼神インター」を結成。芸人になる前は地元で大工をしていた。
写真/石原敦志