着なくなったデニムのジャケットや使わなくなったキャンバストートバッグなどを使って折りたたみ椅子を作ります。アウトドアなどに手軽に持ち運んで使えるほか、小物を置くミニシェルフにしてもOK。使わない時は折りたためるので場所もとりません。木の脚を上手に組めるか、布をしっかり張れるかどうかがポイントです。
古布から465mm×640mmの生地をカット。木材に留める640mmの辺の端を二重にして丈夫にしたら、折り目にアイロンをかける。柄やステッチなどを上手にカットしてアクセントに。
のこぎりを使って木材をカット(476mm×4本、330mm×2本、249mmと193mm×各1本)。ヤスリで断面を平らにしたら、木目を引き立たせるステイン塗料を刷毛で塗っておこう。

電動ドリルを使って、脚となる4本の長い木材の下端から250mmの部分に固定用ボルトを通す穴をあける。まっすぐ穴をあけないとボルトが通らなくなるので気をつけて。
まず249mmと193mmの横木をそれぞれ脚の間に下端から70mmの位置に木工用ボンドで仮留めしたら、電動ドリルを使って外側からネジ留め。さらに布を張る横木を脚の上部にも同様にネジ留めする。

タッカーを使って片方の横木に、端を折って二重にした布を留める。その後、先ほど穴をあけた部分が一直線上になるように脚を組み合わせ、そこにボルトを通して固定。

好みの高さになるように脚組みを調整したら、反対側の横木にもタッカーで同様に布を留める。布のハリを安定させるためと補強もかねて、大きな飾り用の太鼓鋲を両方に打ったら完成。
尼神インター渚 さん
1984年生まれ。2007年に相方の誠子と、お笑いコンビ「尼神インター」を結成。芸人になる前は地元で大工をしていた。
写真/石原敦志