日本は先進国でも有数の豊かな自然に恵まれた国。
日常から一歩足を伸ばすと出会える自然とのつながりを感じられる場所をご紹介します。

東京都江東区は、水辺と緑に囲まれた“水彩都市”。「こうとうネイチャーゲームの会」では、その豊かな自然環境を活かし、地域の学校や子ども会などを対象に「ネイチャーゲーム」体験の機会を提供しています。五感を総動員して自然を感じ、心と体で直接自然を体験することによって、自然の不思議や仕組みを学べます。あなたも、ぜひ体感してみませんか?

DATA|こうとうネイチャーゲームの会
HP → http://www.naturegame.or.jp/about_us/group/tokyo/000920.html
MAIL → koto_nature@yahoo.co.jp
Facebook → https://www.facebook.com/koutou.naturegame/
インスタグラム → https://www.instagram.com/koutou.naturegame/
今回の体験場所
工藤さんが教える! オススメ体験
目隠しをしたメンバーがイモムシのように連なって森を散策。視覚を閉ざすことにより、聴覚・嗅覚・触覚がより敏感になり、自然との深いふれあいを楽しむことができる。
目隠しを取った後、どの木に触れたか、感覚をたよりに辿ってゆく
例えば「サクラ」は、なぜそう呼ばれるようになったのか?名の由来に思いを馳(は)せながら、周りの木や草花に「自分なりの名前」をつけることを通じて、新たな気づきに出会う。
それぞれがイマジネーションを膨らませて意見を交わし合う。この会ではこの植物の名前は「森サンゴ」に決まった
まず、「親方」役を決め、他の参加者が協力して集めた木の情報(太さなど)をもとに、「親方」がその木を探し出すアクティビティ。木を注意深く観察し、木の個性を発見することが目的。
「親方」からの指示で、木肌の感触と特徴を調べている様子。いかに上手く伝えるかもポイントとなる
セミの羽化を観察してみよう!
神社や公園など、木の多い環境がベストですが、セミが鳴いていて、抜け殻が見つかるような場所であれば、どこでも羽化を観察できます。羽化のピークは夕方6時以降。セミの幼虫は、地面から出てきて、夜のうちに最後の脱皮(羽化)をしてセミになります。
左:羽化途中のセミ。体のほとんどが出てきた。
右:体が完全に出て羽が伸びた。
写真/石原敦志