ちょっとecoに詳しくなる ecojin's EYE 環境のことを考えるヒントとなる、エコなキーワードを解説します。

今週のテーマ 世界野生生物の日

国連は2013年、環境保全上だけでなく経済的、文化的にも重要な野生動植物の保護の取り組みを強化することを目的として、野生動植物の国際取引を規制するワシントン条約が採択された日である3月3日を「世界野生生物の日」と定めました。今年は「Recovering key species for ecosystem restoration(生態系の再生のための主要種の回復)」をテーマに世界中でさまざまな啓発活動が行われます。
 グローバル化した現代では、海外の希少な野生生物であっても見たり手に入れたりすることが容易にできるようになりました。しかし、それらの生き物には元々生息していた場所や生態系があります。服や食べ物、日用品など、普段使われている製品にはどんな生き物が使われ、その生き物がいた地域の人々とはどんな関わりを持っていたでしょうか。皆さんが家に迎えたペットはどこから来たのでしょうか。
 野生生物の暮らしについては、近くの動植物園等の展示などを通して知ることができます。私たちの日々の選択が野生生物に及ぼす影響について、身近な人と一緒に話して考えてみませんか。

ツシマヤマネコ

ツシマヤマネコの保護対策を行っています

ライチョウ:ケージ保護の様子

ライチョウ:ケージ保護の様子

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 野生生物の生命と未来を守るのは、地域、事業者、そして皆さん一人ひとりの意識や取り組みです。「世界野生生物の日」をきっかけに、地球にともに生きる一員として、日本や世界の野生生物が生きる自然、関わり方、これからも長く共存できる暮らし方に目を向け、考えてみませんか?

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