地球の未来を守るためにできることってなんだろう。
地球の未来を守るために
できることってなんだろう。
興味はあるけれど、何から始めたらいい?
楽しく簡単で、毎日の暮らしがちょっと豊かになる。
楽しく簡単で、毎日の暮らしが
ちょっと豊かになる。
明日からできる、地球にやさしいアクションを紹介します。 明日からできる、地球にやさしい
アクションを紹介します。
今月のアクション
楽しくきれいに
健康に。
スポGOMIに
参加してみませんか?



ごみ拾いをスポーツとして楽しむ、日本発祥の競技「スポGOMI」をご存知でしょうか?
2008年に初めて大会が開催されてから、総開催数は1,500大会、総参加者数は15万人、集めたごみの総重量は161トンを超えました。昨年には世界20カ国が参加する「スポGOMIワールドカップ」も開催され、日本だけでなく、世界中にその輪が広がっています。

スポGOMIとは、チーム対抗でごみ拾いを楽しむイベントのこと。企業や自治体などが主催者となり、定められたエリアで時間内にごみを拾い、量と質でポイントを競います。
チームで力を合わせて同じ目標に立ち向かうことで、達成感や爽快感、負けたときの悔しさ、次は勝ちたいという気持ちを共有。そして、環境美化や健康増進にもつながります。気軽に楽しく参加できる、社会貢献活動です。
スポGOMIは、老若男女がスポーツとして楽しみながら環境問題に取り組めるという点が評価され、第7回 グッドライフアワード(*1)環境大臣賞を受賞しました。昨年には「スポGOMIワールドカップ2023」が開催され、21カ国のチームが参加。年齢も性別も国籍も関係なく、すべての人が楽しめるスポーツであることを証明しました。
*1 環境と社会を良くする、SDGsを体現する取り組みを環境大臣が表彰するプロジェクト。
https://www.env.go.jp/policy/kihon_keikaku/goodlifeaward/
難しいことはナシ。
スポGOMIのルール紹介。

ルールは簡単。3〜5名でチームを作り、指定されたエリアで制限時間内に拾ったごみの量や種類に応じて、与えられるポイントを競います。
ごみの量だけでなく種類も評価対象になるため、チームワークや戦術次第で、子どもやお年寄りでも勝てる可能性があるのが面白いところ。各チームには、安全面を確保するために審査員が帯同します。
・3〜5名でチームを組むこと。
・競技時間は1時間(分別に別途20分)。
・指定されたエリアで拾うこと。チームメンバーは10m以内の距離を保つこと。
・競技エリアは走らないこと。
・スポーツマンシップに則ること。
制限時間内に集めたごみを分別して計量し、ごみの種類ごとに定められたポイントが与えられます。
ポイント例
- 燃やすごみ 100gで10ポイント
- 燃えないごみ 100gで5ポイント
- プラスチックごみ 100gで50ポイント
- ビン・缶・ペットボトル(中身は含まず) 100gで10ポイント
- たばこの吸い殻 100gで100ポイント
※大会によって特別ルールが設けられることもあります。例えば「リラックマ×スポGOMI」大会では、活動範囲が狭く上手に集められたチームには“だらだらポイント”が加算されました。
ごみ袋、トング、軍手は用意されているので、運動しやすい服装と靴で向かうだけでOKです。ごみ拾いへの意識や価値観を一新させるスポGOMIに参加してみたくなりましたか? 以下のページから近日開催予定の大会を探してみてください。
スポGOMI「大会情報」
https://www.spogomi.or.jp/participant/
One More Action!

参加者の声と勝利への
アドバイス。
参加者からは「ごみを通じて環境問題に対する気付きを得られた」「参加してから、通学途中などでもごみが気になるようになった」などの感想が多く挙がりました。企業のCSR活動や社員研修などにも活用されており「社員との交流を深められた」という声も多いそう。勝利のためには、以下が重要だそうです。
・チームワークを重んじる。
・作戦タイムをおろそかにしない。
・目についたごみは満遍なく拾う。
・植え込みや建物の隙間など、普段目につかないところが狙い目。
ルールを設け、スポーツとして大会を開催することで、ごみ拾いという活動自体には興味がなかった人でも楽しく環境問題に取り組むことができ、健康増進にも繋がるスポGOMI。ぜひ参加してみてください!
取材協力/一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブ
イラスト/イズミタカヒト