皇居外苑ニュース
大寒(だいかん)の音、香る花


本日(1月20日)は、二十四節気のひとつ「大寒(だいかん)」です。皇居外苑や北の丸公園が位置する東京都心部も寒い一日になりました。
暦の上では、小寒から春分の日までの期間を「寒の内(かんのうち)」といい、この時期に汲まれた冷たく澄んだお水は腐りにくいことから「寒の水(かんのみず)」と呼ばれ、お酒やお味噌、お醤油などのいわゆる寒仕込みに欠かせない良質の水として特に重宝されたそうです。
冷え込みが厳しかった先週末には、北の丸公園でも最低気温が-3℃を記録し、キーンと音がしそうなくらい冷えた"寒の水"に満たされた池やお濠に一面の氷が張り詰めて、つかの間の風景が広がっていました。
園内のあちこちで霜柱が顔を出し、朝の公園を足早に歩く来園者たちの足元で、サクサクと音を立てています。
木々の足元では、寒風にさらされたクマザサが、葉っぱの周りの隈取り(くまどり)をより一層白く際立たせ、ときおり吹く風にサラサラと音を立てています。
ときおり小雪が舞う都会の森では、寒咲きのウメやカンザクラ、ソシンロウバイなどの花々が、もうすぐやって来る暖かな春風を出迎えるかのように、ほんわりとやさしい香りを添えてくれています。
■北の丸公園の最寄り駅
運行状況や利用案内は、最寄りの各駅(九段下駅(都営地下鉄新宿線、東京メトロ東西線・半蔵門線)、竹橋駅(東京メトロ東西線)、神保町駅(都営地下鉄三田線、都営地下鉄新宿線)、東京メトロ半蔵門線)順不同)へお問い合わせください。
北の丸公園近隣の文化施設等のご案内
近隣の文化施設等の開館・開園状況等については、各文化施設等(国立公文書館、科学技術館、日本武道館、千代田図書館、千鳥ヶ淵緑道、千鳥ケ淵戦没者墓苑、しょうけい館(戦傷病者史料館)、昭和館、東京国立近代美術館及び工芸館、皇居東御苑及び三の丸尚蔵館、千鳥ヶ淵ボート場(順不同))へお問い合わせください。
☆国立公文書館では、明後日1月14日(土)から3月11日(土)まで、平成28年度の第4回企画展として「漂流ものがたり」(入場料無料・※日曜、祝日は休止)が開催されます。詳しくは国立公文書館にお問い合わせください。
★千鳥ヶ淵ボート場は、12月1日から2月28日までお休みです。