皇居外苑ニュース
No.15(北の丸公園グリーンアドベンチャー/大人用コース)


北の丸公園グリーンアドベンチャー、大人用コースの設問15番を紹介します。
15番の木の全景です。モクレン科の常緑樹で、北の丸公園では5月頃から6月頃に大きな白い花を咲かせます(写真は6月2日撮影)
ヒント
○葉は厚めで光沢があります。
○初夏に芳香のある大きな白花が咲きます。
○中国の名山「泰山」(たいざん)と同じ和名です。
葉の様子(5月19日撮影)
この木の葉っぱは、長さが12㎝から25㎝以上にもなる大型の楕円形をしており、表面はつやつやした革質に覆われていて触ると硬い感触です。葉っぱの裏側には柔らかい毛が密生していて赤茶色(さび色)に見えます。
落ち葉の様子(5月19日撮影)
常緑樹のこの木は、新しい葉を開き、花を咲かせる晩春から初夏の頃になると古い葉が落葉するため、この木の周りには特徴的な大きな落ち葉が目立つようになります。
花の様子(6月2日撮影)
この木は、直径が25㎝以上にもなるとても大きな、香りの強い花を咲かせることが特徴です。
北アメリカ東南部原産のこの木は、明治初期に日本に到来したと云われ、大きく育つ樹の姿や大きく立派な花の様子を、古来から中国で名山として知られる「泰山(たいざん)」の雄大な姿に喩えて、この木の和名がつけられました。
実の様子(10月30日撮影)
花びらが落ちた後にできる実はまるでマイクのような形です。マイクのような形のまま地面に落ちます。
樹皮の様子(12月18日撮影)
樹皮は灰褐色で 滑らかです。
さてこの木は何でしょう?
北の丸公園では、科学技術館北側の広場(通称"花木園エリア")に、15番の木を囲むように数本まとまって植えられており、開花期には辺り一面に柑橘を思わせるような甘い香りを漂わせます。答えは、ぜひ北の丸公園に確かめに来て下さい。
☆コースのご案内や解答用紙のダウンロードは、北の丸公園グリーンアドベンチャーのご案内をご覧下さい。