皇居外苑ニュース
2016年02月08日
No.18(北の丸公園グリーンアドベンチャー/大人用コース)


北の丸公園グリーンアドベンチャー、大人用コースの設問18番を紹介します。
18番の木の全景です。秋から冬に紅い実を付ける常緑樹で、北の丸公園では例年11月上旬ごろに紅い実が見頃になります。(写真は12月18日撮影)
ヒント
○常緑高木で、秋には赤く熟した実をたわわに実らせます。
○小枝と葉柄が黒紫色で葉が黒みがかっているので鉄(くろがね)××の名がつきました。
実の様子(写真は12月18日撮影)
紅い実がよく目立つこの木には、秋から冬にかけてさまざまな野鳥が実を食べに集まって来ます。
この樹種は、雌花が咲く木と雄花が咲く木が別の木(雌雄異株)なので、18番の木ように実がなるのは雌木だけで、実をならせるには花粉をつける雄木が近くに生えていることが必要です。
樹皮の様子(写真は12月18日撮影)
葉っぱ(表)の様子
葉っぱの表側は光沢がある深緑色をしており、葉柄が黒紫色です。
葉っぱ(裏)の様子
葉っぱの裏側は、表側に比べて白みがかった緑色で、中心の葉脈以外がはっきり見えないことも大きな特徴で、実がない時期にこの木を見分けるポイントの一つです。
春の新芽がでる頃になると、新しい葉と交代するように古い葉っぱが落葉します。
さて、この木の名前は何でしょう?北の丸公園には、この木のように野鳥が好む実のなる木が数多く植えられており、18番の木が植えられている辺りでも、さまざまな野鳥のさえずりが聞こえてきます。答えは、ぜひ北の丸公園に確かめに来て下さい。
☆コースのご案内や解答用紙のダウンロードは、北の丸公園グリーンアドベンチャーのご案内をご覧下さい。