2015年07月14日

タマアジサイの咲く場所へ

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千鳥ヶ淵や北の丸公園をぐるっと巡る「千鳥ヶ淵さんぽみち」のコース沿いで、タマアジサイが咲いていました。

タマアジサイは、他のアジサイが終わりを迎えようとする7月から一つ一つ咲き続け、秋までその花を楽しむ事ができ、名前は「玉」のような蕾の形に由来します。

タマアジサイの葉の中から見え始めてきた小さな蕾の様子の写真

蕾がやっと形になり始めた頃の様子

タマアジサイのできたての蕾の写真

名前の由来の「タマ」のような愛らしさの蕾

タマアジサイ開きかけた蕾の写真

蕾が割れて中から花が顔を出してきました!

タマアジサイ割れてきた蕾の写真

外側から花が伸び、真ん中のタマの中にはまだ更に花が隠れています。


タマアジサイと蜂の写真

花が少なくなるこの時期、タマアジサイの花粉は虫たちにとっては大変なごちそうです。次々と訪れる虫たちは美しい装飾花には目もくれず、花粉をたっぷり蓄えた小さな小さな'"本当の花"に夢中です。

タマアジサイ開花の様子の写真

東京では気候が暑すぎるため、残念ながら株全体の花が一斉に咲くことはなかなかありませんが・・・、あじさいが美しいことでよく知られる箱根地域などでは、タマアジサイもたくさん自生しており、夏の間中、まん丸い蕾や清楚な花を株いっぱいに咲かせた避暑地ならではの涼しげな風景をそこかしこでご覧いただくことができます。この夏、涼を求めてタマアジサイが咲く場所を訪ねては如何でしょうか。