皇居外苑の一年間(11月)

11月(皇居外苑の芝生)

写真:皇居外苑の芝生

皇居外苑といえば、クロマツが点在する広大な芝生が印象的です。和風の松と洋風の芝生広場との組み合わせは、二重橋前の玉砂利の広場とともに、皇居の前庭としての荘厳で明るい独特な風情を醸し出しています。

芝生の広さは、内堀通りの皇居側、丸の内側を合わせて約13ヘクタールあり、都心の貴重な緑のオアシスとして、広く親しまれています。内堀通りの皇居側の芝生は立ち入りを規制していますが、丸の内側は、一般に開放されており平日の昼休みなどは丸の内、日比谷界隈の会社員等で、また、休日には、内堀通りがサイクリングエリア (パレスサイクリング)として開放されることから、家族連れなどでにぎわいます。

皇居外苑管理事務所では、5月初めから10月中旬まで芝刈りを行い、この芝生の維持に努めています。また、秋には芝生の色づき(紅葉)を楽しめるよう、最後の芝刈り時期を調整し、少し長めの芝になるようにするなどきめ細かい管理を心がけています。