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TEMM22ユースフォーラムに参加して

小林 海瑠
小林 海瑠

九州大学3年

TEMM22ユースフォーラムに参加して

私がTEMM22ユースフォーラムに参加して最も感じたことは、国際的なユースの繋がりの必要性です。我々日本チームは、プレゼンテーションにおいて、環境問題に取り組む日中韓のユースのコネクションをつくり、活動の共有や協働を行うためのプラットフォームの構築について提案しました。今回日本から参加した5名は、各自が政策提言や環境教育などの様々な分野で活動しているメンバーが集まりましたが、皆がユース間の繋がりの希薄さや異分野間の連携の必要性を感じていたため、その解決のためのプラットフォームの提案する形でまとまりました。

当日は日中韓のそれぞれの学生からプレゼンテーションが行われましたが、中国や韓国のユースからも同様に繋がりの必要性を求める声が上がり、日本と同じような課題を抱えていたことを実感しました。しかし、各国の文化や習慣などのバックグラウンドが大きく異なるので、その背景を取り込んだ上で活動に反映するためにも、ユース間のネットワークやプラットフォームの構築に向け、活動を進めていきたいと思います。

田中 奏子
田中 奏子

オーストラリア国立サンシャインコースト大学3年

国際的な場で声を上げること

大学では主専攻である動物生態学(Animal Ecology) と副専攻の地学 (Geography) を勉強しています。気候変動対策や環境マネジメント、生態学、進化論など幅広い環境系分野の勉強をしていますが、現在特に興味関心のある分野は、日本にはまだ浸透していない「geo-ethics」と呼ばれる動物倫理学の一分野です。今回は、自分のgeo-ethicsに関連する知見を国際的な公の場で共有することができる良い機会ではないかと思い、参加しました。

今年のTEMM22ユースフォーラムは、新型コロナウイルス感染防止の目的によりオンラインでの開催となりましたが、他の4名の日本代表ユースとともに討論を重ねながらプレゼンを共同制作し、発表をした事は、自らのグループワーク能力の向上になったのではないかと感じています。グローバル社会において国際規模の問題解決に携わるために、今後も国際的な場へ積極的に参加していきたいと思います。

豊島 亮
豊島 亮

国際基督教大学1年

コロナ禍でも前向きに

気が付けば、新型コロナウイルスの感染拡大から3年が経とうとしています。そんな中、残念ながら今年のTEMM22ユースフォーラムはオンライン開催となってしまいました。オンライン開催ということで全てが円滑に進んだ訳ではありませんでしたが、良かった面もありました。アクセスの良さという面ではオンライン開催は非常に優れていると思います。また、目の前にパソコンやタブレットさえあれば他国の代表ユースと意見交換することができ、新型コロナウイルスの発生前では自分の部屋からそんなことができるとは思いもしませんでした。事前準備等も授業等の合間時間にパソコンを立ち上げるだけですぐにチームで作業に取り組むことができ、効率的でした。

中国や韓国のユースと話し合う機会はこれまでなかったこともあり、非常に貴重な体験でした。一方で、オンラインだけではなく、せっかくなら直接会いたいという思いがあります。もし今後も同様の機会があれば是非対面で参加できればと考えています。

堀内 千種
堀内 千種

国際基督教大学3年

国を超えたチーム戦

私は、国内外で環境活動に励む同世代と交流し、新たな知見を得られたらと思い、TEMM22ユースフォーラムに参加しました。私にとっての最も大きな学びは、同世代の若者が持続可能な環境づくりのために、さまざまなところで尽力しているということです。事前準備や当日のワークショップでメンバーの熱い想いに触れ、1つの目標に向かって取り組んでいるのだという一体感を感じました。そして、気候変動という地球規模の課題に対して、自分もより一層尽力しようと勇気づけられました。 私は普段、個人的に環境に配慮した生活をすることで環境問題解決に貢献しようと努めてきました。一人ができることは小さなことですが、共に励むことで大きな力になると信じています。この度はTEMM22ユースフォーラムで気づきや学びの機会を得られたことに感謝申し上げます。ここで出会った同志の存在をモチベーションにし、今後も環境活動に取り組んでいきたいです。

柳澤 暦花
柳澤 暦花

慶應義塾大学4年

ユースの声を社会ムーブメントへ

今回TEMM22ユースフォーラムに参加を決めた理由は二つあります。一つ目は、気候変動問題や環境問題という社会レベルの課題に対するユースの役割を自分の中で明確にし、今後の活動の指針にすることです。二つ目は、ユースの声を意義あるムーブメントへ繋げるため、キャパシティビルディングの端緒を見出すためです。

地域性や文化的背景に少なからず類似点がある、私たち日中韓ユース同士での学びや出会いに期待をしていました。本年度は世界的パンデミックの影響を受け、残念ながらオンラインでの開催となりました。そのため、密な交流を取ることや、時間的な制限の中でユースの声を次のアクションに繋げることが難しいと感じました。

しかしながら、互いにユースの取り組みを紹介・質問し合うことで、多くのユースを巻き込むための方法や、市民レベルでの環境意識の向上に生かせるような学びを得ることができました。また、COP26参加以降感じていたユースのパワーについて、Dr.Parkさんの基調講演を通じて改めて盛り上がりを感じ、若者世代である私たちがどう社会課題に立ち向かい、未来を創造するかの道筋を共に描きたいと思いました。

末筆ながら、このような貴重な機会を頂きましてありがとうございました。経験を活かして社会に還元するべく、今後の活動にも力を入れていきたいと思います。