第3回日中韓環境ビジネス円卓会議

概要

第19回日中韓三カ国環境大臣会合における第3回日中韓環境ビジネス円卓会議は、2017年8月23日から24日にかけて、韓国環境部主催により水原市で開催されました。本円卓会議は、TEMMビジネスフォーラムと日中韓環境産業円卓会議を統合させるという合意に基づき、2015年より開催されています。会議は、日中韓三カ国の環境技術産業等に関する協力や意見交換の推進を目的に行われ、日本、中国、韓国から、代表団とオブザーバーを含む37名が、政府、自治体、産業界、組織を代表して参加しました。

今回の会議は、「グリーン経済の成果を拡大するための環境産業の社会的責任」というテーマの下で、環境問題に関する各国の分野毎の状況や取組を重点的に取り上げた発表が行われ、質疑応答では各国の取組に関する活発な情報交換が行われました。日本からは、地方公共団体の特色を活かした地産地消エネルギー戦略の推進やディーゼル車の排ガス規制、企業による環境CSRに関する取組の紹介、大気汚染物質低減技術、汚染土壌浄化技術などについて発表を行いました。

また、当会議では、これまでの日中韓三ヵ国のエコラベルに関する相互認証の進捗を確認し三ヵ国による繊維製品のエコラベルに関する合意書の調印式が行われました。

  • 中川大臣と日本代表

    中川大臣と日本代表

  • 環境ラベルの調印式

    環境ラベルの調印式

当日プログラム

【会場:イビスアンバサダーホテル水原】

オープニングセッション

セッション1 環境の観点から持続可能な都市の実際(自治体・企業代表による発表)
セッション2 民間セクターによる環境CSRの実践事例(企業代表による発表)
セッション3 環境ラベル(環境ラベル機関による発表・相互認証の合意文書署名式)
セッション4 大気質改善に係る政策と協力(政府・自治体・企業代表による発表)
セッション5 大気質改善のための技術交換と協力(企業代表による発表)
セッション6 汚染土壌回復ビジネスに係る技術交換(企業代表による発表)
セッション7 サマリー案の確認、クロージングセッション