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国別・地域別協力

日・ASEAN環境協力

日本とASEAN加盟国との環境協力は、2007年11月に開催された第11回日ASEAN首脳会議においてその設立が提案され、 ASEAN各国から歓迎された「日ASEAN環境協力対話」、を出発点として発展してきました。これを受けて翌年2008年3月にはベトナムのハノイで第1回「日ASEAN環境協力対話」が開催され、環境課題の同定や、環境分野別の日ASEAN間の協力に関する議論が行われたことを契機に、現在、各分野における様々なプロジェクトが実施されています。

開催年 場所 会合概要
第1回
(2008.3)
ハノイ
(ベトナム)
参加国は、環境協力分野の既存プロジェクトの見直しや改善点を議論し、次回会合に向けて新たなプロポーザルの提出を合意した。また、将来的なプロジェクト財源としてJAIF活用の可能性と有用性の考慮が奨励された。
第3回東アジア首脳会議(2007年11月、シンガポール)でハイライトされた東アジアの「持続可能社会」の実現に向けて、日本の環境協力イニシアティブの役割について議論した。
東アジアサミット(EAS)環境大臣会合事務レベル会合及び日ASEAN環境対話の開催について
第2回
(2008.9)
ハノイ
(ベトナム)
日ASEAN環境協力対話は、日本とASEAN双方の関心を調和させる有効なフォーラムとして機能し、JAIFがプロジェクト形成を促進しうる点が確認された。
日本のクリーンアジア・イニシアティブの紹介と、日ASEANの有用な協力分野・事業に関するリストを提案した。
第3回
(2009.8)
フアヒン
(タイ)
水資源及びバーゼル条約、EAS環境大臣会合のテーマ「環境的に持続可能な都市」、ASEAN内で準備の進んでいる環境教育プロジェクト等、JAIFを活用した環境協力案件に係る意見交換が行われた。
JAIFの積極的かつ時宜を得た活用を進めるための事務レベル意見交換の推進等が議論された。
第4回
(2010.8)
ハノイ
(ベトナム)
ASEAN+3青少年環境フォーラム(2010年4月、ブルネイ・ダルサラーム、バンダルスリブガワン)等日本支援によるプロジェクトの評価がおこなわれ、ASEAN各国や日中韓の参画を得た事業として評価を受けた。
JAIFの新規プロジェクト候補として期待されている、東アジア環境モデル都市プログラムの提案等について、意見交換が行われた。
第5回
(2011.9)
バンダル
スリブガワン
(ブルネイ・
ダルサラーム)
灌漑用の水資源需要管理ワークショップ(2011年7月、タイ、バンコク)等の評価や、ASEAN環境モデル都市プログラム等に関する意見交換が行われた。
ASEAN生物多様性保全と持続可能な利用のための分類学とガバナンス能力構築に関するプロジェクトや、ASEAN環境モデル都市プログラムへの、JAIFを活用した拡大的・継続的な支援の議論を行った。
第6回
(2012.8)
シェムリアップ
(カンボジア)
JAIFを活用したASEANモデル都市プログラムの成果と進捗の確認、ASEANエコスクール賞授賞式やASEAN生物多様性能力強化・プログラムの概要報告と意見交換を行った。
新規プロジェクトとして、ASEAN生物多様性能力強化プログラムの拡大とASEANモデル都市プログラムの2年目実施について検討した。
第7回
(2013.8)
ジャカルタ
(インドネシア)
JAIFを活用したASEANモデル都市プログラム及びASEAN生物多様性能力強化プログラムの成果と進捗の状況報告と意見交換を行った。
新規プロジェクト(ASEAN+3ユース環境フォーラム及びASEAN遺産公園発展プログラムの実施)について検討した。
日本から、ASEANにおいて一足飛びの成長を実現するための更なる環境的に持続可能な都市への支援について発表を行い、意見を交換した。
閣僚級対話
(2013.9)
スラバヤ
(インドネシア)
日本から「環境的に持続可能な都市(ESC)」実現の方策として、二国間クレジット制度(JCM)を活用した「途上国の一足飛び型発展の実現に向けた支援方策」を説明し、ASEAN各国から今後も協力を期待する旨の発言があった。
日ASEAN閣僚級環境協力対話 及び 第12回ASEAN+3環境大臣会合の結果について
第8回
(2014.8)
ビエンチャン
(ラオス)
JAIFを活用したASEANモデル都市プログラム及びASEAN生物多様性能力強化プログラムの成果と進捗の状況の報告と意見交換を行った。
新規プロジェクト(ASEAN側からASEAN遺産公園発展プログラム)のJAIF承認について謝意が示された。
日本から「アジアEST(環境的に持続可能な交通)地域フォーラム」「アジア太平洋気候変動適応ネットワーク(APAN)」「アジア太平洋3R推進フォーラム」等の紹介を行い、 各国参加を呼びかけた。
第9回
(2015.9)
クアラルンプール
(マレーシア)
日本より、環境的に持続可能な都市促進プログラムにつき、第1年次・第2年次の成果を報告し、第3年次のプログラムの方向性として、(1)共通指標を用いた都市の環境パフォーマンスの評価、(2)他の都市用の参考教材の編集・出版、(3)相互学習を通じた環境パフォーマンスの良好な都市による他都市の指導の奨励、の3つを提案。
日本より、次年度以降は都市支援に2030年開発アジェンダ・SDGsの実践の観点を加味した発展型の支援に取り組む姿勢を表明
第10回
(2016.8)
ネピドー
(ミャンマー)
JAIFを活用したASEANモデル都市プログラムの成果と進捗確認、ASEANエコスクール賞授賞式やASEAN生物多様性能力強化プログラムの概要報告と意見交換を行った。
日本より、「水銀に関する水俣条約」に関連して、条約の早期締結と途上国に対する効果的な実施を支援する目的で、水銀マイナスプログラムを進めている旨の発表が行われた。
第11回
(2017.7)
マニラ
(フィリピン)
ASEAN環境的に持続的な都市(ESC)プログラム、ASEAN環境戦略プラン(ASPEN) と第5次ASEAN環境状況レポート(SOER5)に係る協力等の概要について報告と意見交換を行った。
日本より、ASEANにおける統合型排水管理に関する政策対話及びネットワーク構築、ASEAN地域における廃棄物発電等環境技術導入による長期的環境·経済便益の分析等を発表した。
第12回
(2018.8)
シンガポール 日ASEAN環境協力イニシアティブに基づく幅広いプロジェクトのレビューが行われ、ASEAN SDGsフロントランナー都市プログラム、分散型生活排水処理、廃棄物発電等の概要報告と意見交換が行われた。
日本より、日ASEAN気候変動アクションアジェンダ、海洋プラスチックごみ協力を発表した。
第13回
(2019.7)
バンコク
(タイ)
日ASEAN環境協力イニシアティブに基づく幅広いプロジェクトのレビューが行われ、ASEAN SDGsフロントランナー都市プログラム、PaSTI、海洋プラスチックごみ削減対策支援等の概要の報告と意見交換を行った。
日本より、「海洋プラスチックごみナレッジセンター」、新たな代替フロン(HFC)対策及び環境技術実証(ETV)について発表した。
第1回
閣僚対話
(2019.10)
シェムリアップ
(カンボジア)
2017年の日ASEANサミットで安倍総理が提唱した「日ASEAN環境協力イニシアティブ」に基づいた、ASEAN持続可能な開発目標(SDGs)達成の包括的な環境協力の着実な実施、「海洋プラスチックごみナレッジセンター」の立ち上げとともに、新たな代替フロン(HFC)対策及び環境技術実証(ETV)の協力の提案に賛同を得た。
第16回 ASEAN+3環境大臣会合及び日ASEAN環境閣僚対話の結果について
第2回
閣僚対話
(2023. 8)
ビエンチャン
(ラオス)
日ASEAN友好協力50周年を契機に、2度目の日ASEAN環境気候変動閣僚級対話を開催した。
日本より、気候変動・汚染・生物多様性損失の3つの環境危機に対処するため、日ASEAN気候環境戦略プログラム(SPACE)を提唱し、ASEAN諸国の歓迎のもと発足した。
また、日本とASEAN諸国の環境ビジネスの機会を効率的かつ効果的に創出することを目的として、閣僚級対話、環境セミナー及び展示会・ビジネスマッチングを一体的に行う「日ASEAN50周年記念環境ウィーク」を開催した。
第18回ASEAN+3環境大臣会合及び日ASEAN環境気候変動閣僚級対話の結果について
第3回
閣僚対話
(2025. 9)
マレーシア・
ランカウイ
第3回日ASEAN環境気候変動閣僚級対話では、日ASEANの環境協力に関する共同声明を採択し、本会合を継続開催を確認するとともに、環境協力枠組である「日ASEAN気候環境戦略プログラム(SPACE)」を改訂し、協力展開を更に深めていくことに合意した。
第3回日ASEAN環境気候変動閣僚級対話等の結果について