東京電力福島第一原子力発電所事故で放出された放射性物質のうち、主に被ばくに寄与するのは、ヨウ素131、セシウム134とセシウム137であると考えられています。
線量評価の最も確実な方法は、外部被ばくについては個人線量計による測定、内部被ばくについてはホールボディ・カウンタによる測定を行うことです。今回の事故に関しては、それらのデータも一部には存在しますが、福島県全体、さらにはその他の都道府県の人々の内部被ばく線量を算出するためには十分ではありませんでした。
そこで、国連科学委員会(UNSCEAR)は、このスライドに示したデータを基に線量推計を行い、それ以外の測定データは、計算結果を検証するために使用しています。
【報告書記載箇所】
・UNSCEAR2013年報告書(科学的附属書A, 日本語版P46~48, 第67~78項, 附録A 及び附録B のⅣ 「海洋における移行と拡散」から作成)
本資料への収録日:2015年3月31日
改訂日:2023年3月31日