放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料
(令和4年度版、 HTML形式)

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第5章 国際機関による評価
5.2 UNSCEAR2020年/2021年報告書

UNSCEAR2020年/2021年報告書(4/8)4グループごとに公衆の線量を推定

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事故に伴う公衆の放射線被ばくは、場所によって異なります。また、避難をした人たちは、時間と共に場所を移動しています。そこで、国連科学委員会(UNSCEAR)2020年/2021年報告書では、公衆の被ばく線量を評価するために地域を4つのグループに区分し、被ばく経路によっては、さらに狭い範囲を対象に線量が推計されました。
この地域区分は、 UNSCEAR2013年報告書との比較を容易にするために、同報告書と基本的に同じ区分となっています。ただし、グループ3の近隣県の対象はUNSCEAR2013年報告書の6県(岩手県、宮城県、茨城県、栃木県、群馬県、千葉県)から4県(宮城県、山形県、茨城県、栃木県)に変更されました。これは線量評価で用いられる放射性核種沈着密度に関する最新情報が入手可能な地理的範囲の違いによるものです。

【報告書記載箇所】
・UNSCEAR2020年/2021年報告書(ANNEX B, 日本語版P47, 第129項、表7から作成)

本資料への収録日:2023年3月31日

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