放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料
(令和4年度版、 HTML形式)

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第2章 放射線による被ばく
2.5 身の回りの放射線

体内、食品中の自然放射性物質

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カリウムは生物に必要な元素であり、ほとんどの食品に含まれています。カリウムの0.01%は放射性カリウムであるため、ほとんどの食品には放射性カリウムが含まれています。放射性カリウムはβ(ベータ)線とγ(ガンマ)線を放出するため、食品を摂取することで内部被ばくをすることになります(上巻P74「目で見る放射線」)。 体内のカリウム濃度は一定になるように保たれているため、食品のカリウムからの被ばく量は体格によって決まり、食生活による影響は受けないと考えられています(上巻P8「自然由来・人工由来」)。
乾物は、製品の状態で分析された値であり、乾燥による濃度上昇の効果も含まれます。例えば、乾燥により重量が10分の1になれば、濃度は10倍になります。

本資料への収録日:2013年3月31日

改訂日:2018年2月28日

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