放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料
(令和2年度版、 HTML形式)

MENU

第3章 放射線による健康影響
3.8 こころへの影響

災害被災者のストレス要因

閉じる

一般的に、被災者のストレスの要因というのは、将来の不確実性、住居及び職場の安全の不確実性、社会の偏見、メディアの影響、風土や慣習の違い等があると考えられています。これに加えて、放射線災害の場合は、災害予告ができない、被害の範囲の把握が困難、将来出現するかもしれない放射線影響、というストレス要因が加わります(上巻P143「放射線事故と健康不安」)。
特に、将来出現するかもしれない放射線影響というのは、いつかがんになるかもしれないという不安を長い間抱えるので、大きなストレスになります。

本資料への収録日:2013年3月31日

改訂日:2017年3月31日

ページ先頭へ