「福島県における土壌の放射線モニタリング調査計画」に基づき、平成23年8月10日~10月13日に採取された県内の土壌について、プルトニウム238、239+240の分析が行われたところ、調査地点(48地点)については、放射性物質が全て事故発生前の国内の調査結果の範囲内であったこと、プルトニウム238とプルトニウム239+240の比率が事故発生前の全国平均(0.0261)とほぼ同程度の比率であったことから、事故由来のものではないと考えられています。
なお、東京電力福島第一原子力発電所周辺の参考調査地点(7地点)のうち、1地点(大熊町夫沢;参考4)については、プルトニウム238とプルトニウム239+240の比率が0.214と全国平均(0.0261)より一桁高い比率となっていることから、東京電力福島第一原子力発電所の影響の可能性が考えられます。
本資料への収録日:平成25年3月31日
改訂日:平成28年1月18日