放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料
(平成29年度版、 HTML形式)

第7章 環境モニタリング
7.3 農地に係るモニタリング

放射性セシウム(福島県)

放射性セシウム(福島県)
閉じる

東京電力福島第一原子力発電所事故に伴い、今後の営農に向けた取組を進めるために、福島県内のほ場384か所において農地土壌がどの程度放射性物質に汚染されているか調査が行われています。
環境省が行っている一般の土壌調査では深さ約5cmまでの土壌が採取されていますが、農地の土壌調査では放射性物質が耕起によって攪拌される深さや農作物が根を張る深さ等を考慮して、地表面から深さ約15cmまでの土壌が採取されています。結果としては、前回(平成27年11月30日公表)の濃度分布図と比較して、避難指示区域外の水田で約8%、避難指示区域外の畑で約18%、牧草地及び樹園地で約3%、放射性セシウムの濃度が低下していることが分かりました。なお、この期間における放射性セシウムの物理的減衰に伴う土壌濃度の低下は約8%です。

本資料への収録日:平成25年3月31日

改訂日:平成29年3月31日

ページ先頭へ