放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料
(平成29年度版、 HTML形式)

第5章 国際機関による評価
5.3 UNSCEAR2013 年報告書

UNSCEAR2013 年報告書(1/9)報告書の目的

UNSCEAR2013 年報告書(1/9)報告書の目的
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国連科学委員会(UNSCEAR)2013年報告書の第Ⅰ巻 科学的附属書「2011年東日本大震災後の原子力事故による放射線被ばくのレベルと影響」と題する報告書は、次の事項を目的に作成されました。
・原子力事故がもたらした放射線被ばくのレベル、それに関連した人々に対する健康影響とリスク、ヒト以外の生物相に対する影響に関する知見を提供することで、主に平成23年と平成24年に得た情報を評価すること。
・線量の推定値を提示すると共に、UNSCEARが収集したデータ及び情報を使用し、事故を含む全ての発生源に由来する放射線の健康と環境への影響についてUNSCEARがこれまでに行ってきた科学的評価に照らして、日本国内に加え、度合いは低くなるが近隣諸国での様々な集団の健康との関連を含めて議論すること。
・将来実施される可能性のある追跡調査や研究のために、どのような知識が不足しているかを挙げること。

一方で、目的としないこととして次の二点が示されています。
・人権、公衆の健康防護、環境保護、放射線防護、緊急時に係る準備と対応、事故の管理、原子力安全及びこれらに関連する事項についての教訓を抽出したり政策問題を検討しない。
・地方自治体や日本政府、その他、国家機関や国際機関に対する助言を意図するものではない。

【報告書記載箇所】
・UNSCEAR報告書(科学的附属書A, 日本語版P26, 第8項から作成)

本資料への収録日:平成27年3月31日

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